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マルチバースと類魂説とマクドナルド

前回はマルチバースの話だった。

マルチバース(多次元宇宙)というのが最新の物理学的概念だが、それは昔からのスピリチュアルでも似たような考え方はあり、最近では実際にヒーリングなどでも使われているという話だった。

前回の話

マルチバースと伸びる指とスピリチュアルの注意点

今日はこのマルチバースの霊的な側面を少し掘り下げてみてみよう。

マルチバースは映画の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でもあったように…

「他の次元にも自分がいて、それぞれ違う形態で存在している」

「あの時、違う選択をしていたら自分の人生はどうなっていただろうか」

というような考え方というか展開を想定したもの。

これらは霊的に見ると似たような話はあるのだろうか?

類魂説

実はマルチバース(パラレルワールド)とは少し違うが、類魂説というのがある。

類魂説というのはどういうものなのか?

これはスウェーデンボルグをはじめ、モーゼスやマイヤースなどの近代スピリチャリズムが言い始めた考え方だ。

私も体外離脱をし始めた時は…

「体が死んでも意識は死なないかもしれない」

ということで霊界の存在や転生輪廻などの概念があるということは知っていた。

しかし、それはあくまで、この「私」というものが繰り返しこの地上に生まれ変わるというようなニュアンス。

仏教で言われている輪廻もこのカテゴリに属する。

しかし、この類魂説というのは違う。

本で言えばシルバーバーチの訳で有名な近藤 千雄の本を30年くらい前に読んだのが類魂説を知ったきっかけだった。

前世とは自分の生涯といえると同時に自分の生涯ではない

類魂説とは何かを簡単に言えば…

抜粋

類魂は、見方によっては単数でもあり、複数でもある。

一個のスピリット(中心霊)が複数の類魂を一つにまとめているのである。

脳の中にいくつかの中枢があるように、霊的生活においても、一個のスピリットによって結ばれた霊の一団があり、それが霊的養分を、このスピリット(中心霊)からもらうのである。

地上時代の私も、ある一つの類魂に属していた。

が、自分以外の類魂と、そのすべてを養う中心霊は、超物質の世界にいた。

もしも霊的進化の真相を理解せんとするならば、ぜひこの類魂の原理を研究し、また、理解しなくてはならない。

これによって、例えば従来の再生説(※輪廻転生)だけでは説明がつかない疑問の多くが見事に片付く。

人間が地上に生を受けるのは、前世での罪の代価を払うためであるというのは、ある意味では真実である。

が、その前世とは、自分の生涯といえると同時に、自分の生涯ではないとも言える。

つまり、前世とは、自分と同じ霊系の魂の一つが、かつて地上で送った生涯を指すもので、それが現在の自分の地上生活の型をこしらえているのである。

現在、私が居住している超物質界には、無限に近いほどの生活状態があるので、私はただ、私の知っていることしかのべられない。

〜永遠の大道より〜

というように私という主体が生まれ変わるのではなく、前世にしろ来世にしろ輪廻するのは自分の類魂だという話になってくる。

マクドナルドと魂と輪廻

つまり、この「私」として経験する人生は良くも悪くも1回だけという話だ。

細かくは解説しないが、この辺の概念は結構複雑で理解するのがなかなか難しい。

そこでマクドナルドを例にして解説してみよう。

例えば今のあなたは住んでいる町にあるマックが自分だとする。

駅前のマックが自分だとする。

しかし、真実のマックというのは新宿アイランドタワーにあるマクドナルド本社だったりするわけだ。

もっと言えばマクドナルドはご存知のようにアメリカ発祥で本社はアメリカではあるが、「マクドナルド」という抽象的な意味で言えばもうどこが本体かは特定出来ないくらいに…

「ハンバーガー=マクドナルド」

というようなキングとして君臨しているわけだ。

つまり、駅前のマクドナルドは確かにマックではる。

しかし、50年後、100年後にその駅前のマックは改装したり、もしかしたら閉店しているかもしれない。

しかし、その時はにマックは他の駅や街にも出店(輪廻)しているという話になる。

また、この物質界であれやこれやを行うのはマックの店舗ではあるが、その情報的な存在は店舗を超越して本社などの上位の存在に集約されている。

だから永遠みたいな話になってくる。

このように地上に出てきて、悪戦苦闘して営業している私達は末端で、その上位に本社として上位の意識体が存在するという話が類魂説なわけだ。

だから、確かに駅前の店舗としてのマクドナルドが私ではあるのだが、本社のマクドナルドも私なので安心というか、もっと長いスパンで色々と考えてたり受け止めたりしましょうという話になる。

イメージとしてはこんな感じで理解してみるといいかもしれない。

上位の意識形態があるとするとその下の意識形態では次元が違うので理解するのは困難なのでマックを例にポップにしてみた。