前回は画面の画質と物語という例えから自分の人生の意味の見つけ方というお話だった。
これには2つのコツがあり…
プラスの要素
マイナスの要素
という2つの要素を見ていこうという話で、前回はプラスの要素を取り上げた。
前回の話
自分の人生の意味の見つけ方
今日はマイナスの要素をみてみよう。
はらわたが煮えかえるような
マイナスの要素というのは…
- 苦手な事
- 嫌いな事
- 躊躇する事
- 逆境
などの状態を指す。
得意なことや好きなことのようにプラスの要素と同様に、このようなマイナスとも言える要素も自分の人生の意味を見つける材料になる。
わかりやすい例で言えば、よくある話で…
「今は仕事も上手くいってお金持ちなのだけれども昔は極貧だった」
みたいな話はよく聞く。
例えば…
- ソフトバンクの孫さんは幼少期は無番地の空き地にトタンでボロ家を建てて住んでた
- GMOインターネットの熊谷正寿氏も一時は結婚した後にボロアパートで風呂なしで傾いている家に住んでいた
- OKWaveの創業者である兼元謙任氏も一時は奥さんに逃げられて仕事も住む場所もなくホームレス生活に。公園のトイレで仕事をし、食べられるものは何でも食べていた。
これらはほんの一部だが「極貧→富豪」というパターンは結構多い。
参考URL
https://binaryoption-saizyo.xyz/achiever-poverty/
やっぱり普通の生活や少しの貧乏だったら、そこまでやる気が出ないのだろうが本人的に…
「はらわたが煮えくりかえるような」
思いにかられて決意し行動していくとやっぱり普通にのんびり暮らしている人よりもダイナミックな人生になるようだ。
ネガティブと幸運
このような貧乏や馬鹿にされた体験など一般的に苦境と言われるネガティブな体験が、逆に幸運を呼び込むということもあるわけだ。
まあ、ここまで極端では無くてもネガティブな体験や苦手な分野を克服していくと、本来の自己の才能な開花していくパターンというのは数多くある。
というか普通はそのパターンをたどる。
それはどういうことか?
得意不得意の観点からみてみよう。
強みが現れるのは弱みを克服してから
これも私の場合だが、35歳くらいまでは人前で話すのが苦手だった。
これは会社の研修の時に気づいたのだが、ある程度知っている人ならともかく、あまり知らない人が3人以上になると緊張してしまい上手く喋れない。
もともとの性格からして、小さい子供の頃はほとんど喋らない子供だった。
これは思春期になっても同様で、同年代ならともかく目上の人間に対してはコミュニケーションが苦手だった。
特に社会人になってからはプレッシャーがかかる場面では上手くコミニュケーション出来ずに苦労した。
前にも少し話したが、インド占星術的に言って火星が主星の人は対極にある水星のコミュニケーションが課題としてあるというのは本当だった。
ただ、この苦手な分野というのはある意味、克服する為にあるわけだ。
それがある程度解消されるともともとある性格や特性がいい形で表現されていく。
不思議なもので40代になると数百人知らない人がいても平気で話せるようになっていった。
これは星の配置的なものもあるが、ある程度コミュニケーションの課題をそれ以前にこなしていったと言うこともあげられるだろう。
体験として消化していく
ただし、通常それには結構な時間がかかる。
なぜなら、これらの分野は文字や頭で理解するだけでは充分ではなく、体験として消化していかないと身についていかないからだ。
であるから、通常は人生の前半をネガティブや苦手なことでバランスをとっていく作業にかかる場合が多い。
と言うことでざっくり言うと…
- 強み=弱点
- 弱み=強み
と言うような性格にしろ特技にしろ、このような位置付けにはなってくる。
これらをどうやって見つけて認識していき、また取り組んでいくかがある意味人生だとも言える。
だから、仮に今あなたが何らかの苦境や苦手なことがあっても、それほど落ち込むことは無い。
なぜなら、誰しも多かれ少なかれそういったものはあるわけだし、苦手や苦境があるということは逆を言えばそれだけの強みも隠されている可能性が高いからだ。