そもそも何で瞑想するのか?
と言うことについてシェアしていく。
結論から言えば…
「神と一体化する為」
あるいは…
「神と一体化した自己を思い出す為」
とも言える。
神との一体化とは?
神と一体化というと抽象的なのでもう少し細かく言うと…
- 本来の自分に戻る為
- 休息する為
- パワーを回復する為
- ヒーリングする為
- 光を浴びる為
などとも言える。
これは祈りなどでも同じなのだが、シンプルに言えば瞑想や祈りは意識を「神」に向けている行為とも言える。
例えばマントラなどの多くは神の名前だったりそれに対しての祈りだったりする。
これはヨガだけでなく日本の神道などもそうだし、古今東西のスピリチュアルなワークはそういう風な仕組みになっている。
なぜそのようなことをするのか?
意識は3つの要素で出来ている
それは…
「人は意識を向けたものになる」
という性質があるからだ。
詳しい話をすると難解になってしまうので少しだけ解説すると、いったら意識というものは…
「見るもの 見る行為 対象物」
という3つのもので成り立っている。
例えばあなたは…
「自分は自分であって単独で存在している」
と思っているかもしれない。
しかし、あなたが自分だと思っている自己も…
見るもの 見る行為 対象物
というパターンの中で発生し維持されている。
暗闇と独房
例えば暗闇の中に何日間も閉じ込められると人は正常な意識を保っていられなくなるという。
なぜなら、暗闇の中では他の存在を刺激として受け取ることが出来ないからだ。
見るもの 見る行為 対象物
で私達が成り立っているという話をしたが、この見る(知覚する)対象物が無いと見ることが出来なくなる。
したがって、見るものである「私」というものの存在が揺らぐという話になってくる。
これを逆手にとったのが神秘行などで行われる「暗闇リトリート」と呼ばれるものである。
この「私」という通常感じる存在を揺らがせることによって真の「自己」を知ろうという行だとも言える。
これは有名なところではチベット仏教などで行われているようだし、不食で有名なジャスムヒーンもたまに暗闇リトリートを1週間ぐらいだが開催しているようだ。
刑務所などの独房という刑罰もこれに近い。
自分一人狭い部屋に長期間閉じ込められていると精神的に異常をきたすと言われているが、暗闇ほどではないが知覚する対象物が極度に限られてくるので、独房などは精神的に多大な苦痛をもたらすと言われている。
ただ、これは普通の人間の場合であって、修行者の場合は暗闇や制限された場所は自己の解放への扉になりうる。
まあ、いったら祈りや瞑想は暗闇や独房ほどでは無いが、ある意味自分の環境を制限することにより自己の本来の性質を浮き彫りにする行為だとも言える。
映画を観た後は
人は意識を向けたものになるということについて、もう少し解説していこう。
結局、私達は…
見るもの 見る行為 対象物
で成り立っているという話をした。
難しい話をすると上のような三位一体論のような話になってくるが、簡単にいうと…
「ヤクザ映画を観た後はヤクザっぽくなる」
みたいな話になってくる。
別にヤクザでなくてもいいが、例えばスタローンのロッキーシリーズなどの映画を観た後は体を鍛えたくなったり。
また、ハリーポッターを観た後は魔術系の本を読んでみたくなったり。
YouTubeなどを観るにしても、動物系の動画ばかり観ているとほんわかとした気分になるし、陰謀系のこの世の終わりみたいな動画ばかり観ていると、何だかもう世紀末で世の中が終わってしまうような気がしてきたり。
見ているものの性質に近くなる
このように、普段何を観ているのか(考えているのか)?
どのような環境に身を置いているのか?
というのは非常に大事になってくる。
なぜなら…
「見ているものの性質に私達も近くなってしまう」
という性質があるからだ。
逆を言えば、自分が近づきたいものをいつも観たり接したりしていれば、その性質になってくるとも言える。
瞑想や祈りというのも一緒。
これらをシンプルに言えば、意識を神(神聖な存在)に向けていることになる。
そうすると、私たちの現在の状態はどうあれ「それ」に近くなる。
それに近くなることによって、最初にお話したような…
- 本来の自分に戻る
- パワーが回復
- ヒーリングになる
- 光を浴びたようになる
というような状態になってくる。
続く…