前回は映画「シン・仮面ライダー」を観たらプラーナというヨガ系の言葉が沢山使われていてビックリという話だった。
前回の話
映画 シン・仮面ライダーとプラーナ
世界観もスピリチュアル的というか、何というかエバを作っている監督だけあって独自の世界観を構築しているなという感じだった。
今日は前回、プラーナという言葉が出てのでそれについてお話してみる。
プラーナの回復の仕方や増やし方など。
これが増えると疲れが取れたり、体力や気力が増したりするし、瞑想という意味で言えば深い状態に入ったり高いエネルギーと繋がりやすくなったりする。
プラーナとはインドのサンスクリット語で日本語にすると「生命エネルギー」みたいなニュアンス。
中国で言えば「気」が近い。
もともとヨガの言葉なのでプラーナヤマという言葉の呼吸法を聞いたことがある人も多いと思う。
このプラーナは土地や大気などにも充満しているが、一番わかりやすい言い方をすると…
「視えないエネルギー(栄養)」
という一面もある。
これはどういうことかというと、私たちが生きていく上でエネルギーって大事。
例えば食べ物。
PFCバランスとか言って…
P (プロテイン:タンパク質)
F (ファット:脂質)
C(カーボ:炭水化物)
などが私達の体には必須と言われているが、一言で言えば口から入れるエネルギーとも言える。
食べるものが無いと普通は最大2ヶ月でアウトになってしまう。
水さえも飲めない場合は約4〜5日。
このように、ここで説明するまでもないが食料や水はものすごく大事。
しかし、もっと大事なものがある。
それは空気。
酸素と言ってもいいが、酸素の場合は脳への供給がストップすると3分くらいでヤバイ状態になるという。
だから口から入る食事よりも大事だという話になってくる。
なんでこのような話をしているかというと、実はプラーナはこれらの食べ物や空気より大事で、プラーナの供給が絶たれると数秒で死んでしまうと言われている。
それくらい大事というか、私達人間や生命にとってはベーシックな存在だとも言える。
イメージとしてはプラーナがギュッと凝縮して、今の物質的な体が出来ていて常時エネルギーが出入りしている感じが近いだろう。
だから、別に意識的にヨガのプラーナヤマや気功などしなくても、私達の体や意識の基盤なのでエネルギーのやり取りは常にしているという話になってくる。
ちなみに、このプラーナにも色々な種類、カテゴリや呼び名があるが基本的に体に近いエネルギーとしては18歳くらいがピークとされている。
もちろん、精神的な上位のプラーナはもっとピークは先だが、単純に身体のエネルギー的には結構早くピークがきてあとは落ちていく。
前回の話でもあったが、いわゆる「青春」と言われる時代は身体の成長に使われたこのプラーナが余剰分として溢れている状態を指すとも言える。
あなたも思い返してみて欲しい。
- 音楽を聴きまくったり
- バイクに乗ったり
- 映画を1日3本観たり
- 朝まで語り合ったり
- 徹夜してスキーや海に行ったり
- ゲームを何日もぶっ通しでやったり
など、人によって余剰分のプラーナを蕩尽する方向性は違っても、なんらかのものに熱中したり虜になったりしやすい時期ではある。
また、身体的に余っているだけでなく精神的にも影響を及ぼすので…
- 今考えると、なんであんな事で悩んだんだろうという事を悩んだり
- 恋愛でダメージを受けまくったり
- 今より世界を新鮮に感じられたり
など、良くも悪くもプラーナが豊富な場合は心の振れ幅が大きかったりするわけだ。
だから、よく…
「なんだか年をとって丸くなった」
みたいな話もあるが、確かに様々な経験を積んだり人格が練れてきて落ち着いてくるというのもあるが、違う意味で言えば…
「若い頃と比較してプラーナの量が低下して心身共にエネルギーが不足している」
状態なので、体も疲れやすかったり不調になったり、心も昔みたいに過剰反応しなくなっているとも言える。
だから、別に性格が良くなったり修正されたわけでは無い場合も多かったりする。
まあ、この辺のプラーナの量とか現れ方は厳密に言えばカルマ(星)の影響もあるので、一概には言えないが一般的に言えばこのような感じになる。
逆に言えば、質のいいプラーナを豊富に吸収出来たりすると心身ともに良い状態になる。
- 疲れにくくなる
- 体力がアップする
- 病気になりにくくなる
- 病気や怪我になっても回復しやすくなる
- 悩みにくくなる
- 感情が安定する
- 平均より若くなる
- 頭の回転や記憶が良くなる
などの状態になりやすくなる。
ちなみに、ごく稀にプラーナだけを栄養として生きている不食の人などがいるが、不食までいかずとも、少食で済むようになるくらいだったら比較的簡単に出来るかもしれない。
また、人間関係なども結局はエネルギー的なウエイトが大きいので円滑になったりする。
では、このようにプラーナの量を増大するにはどうしたらいいのだろうか?
続く…