前回は体外離脱に関して盲点があるという話をした。
その盲点とは?
2種類の体外離脱
実は体外離脱には2種類存在する。
一つ目は実際に体から意識体が離脱するタイプ。
もう一つはイメージで離脱するタイプ。
実際にはバイロケーションタイプとか、もう少し種類があるのだが簡単に言ってしまえばこの二つ。
私の場合今までブログで書いてきたように10代の初めで体から離脱するタイプの体外離脱が起こった。
であるから、体外離脱とは実際に抜けてる感覚を伴うものだと思っていた。
しかしブルースモーエン氏の本を読んでいるときに若干違和感を感じた。
ブルースモーエンというのはモンローさんの友人で独自に体外離脱のテクニックを教えていた人。(2017年に故人となる)
ブルースモーエン ヘミシンクを使わない体脱
日本でも何発か本が出ているし、以前は定期的に日本に来ていたので知っている人も多いだろう。
Amazon で・・・
「ブルースモーエン 死後探索」
と検索すれば本が出てくる。
ブルースモーエンさんの独自のテクニックというのは、ヘミシンクという音響設備を使わずに瞑想やイメージだけで体外離脱をするというテクニックである。
この本を読んでいる時に、リトリーバルと言って事故や災害で亡くなった魂を救出して天国に導いてあげると言うメソッドがあるのだが、その箇所を読んでいて違和感を感じた。
違和感というのは、ブルースモーエンさんがリトリーバルをする時に・・・・
・ご飯をレストランで食べながら
・車を運転しながら
意識を飛ばして死者の所に天国に導いてあげると言う技を繰り出していたからだ。
「飯を食いながら、車を運転しながらできるのか?」
というのが当時私が感じた違和感と言うか疑問である。
これは体外離脱をした人は分かると思うが、意識が完全に体を離れる時に体の感覚はほぼなくなっている。
であるから、その状態でご飯を食べたり車を運転したりするのは不可能だ。
だからここの部分は疑問に思っていた。
イメージで体外離脱
今から12〜13年前に、ブルースモーエンさんのセミナーに出る機会があった。
ブルースモーエンさんは背が高く、寡黙なタイプで足が悪いのか杖をついて歩いていた。
セミナーの途中で体外離脱の部分を聞いてみた。
結果・・・・
「イメージでやってます」
との答え。
なんとなく予想はついていたが、やはりかと思った。
ちなみにブルースモーエンさんの場合は、完全に体外離脱をした回数は今まで3回ほどらしい。
後は全てイメージだ。
イメージといっても3 D でカラーで臨場感があるイメージは必ずしも必要ないと言っていた。
「白黒でもわずかなイメージや印象でも情報の正確さは変わらない」
という話。
このイメージを使っているがゆえに、モーエンさんはあれほど自分自身の体験を疑いながら検証していったのだと納得。
ここの部分はイメージといっても、ある種のテクニックが必要なので、 適当に妄想するのとは違ってくるが、とはいえ比較的簡単にできるイメージ法であることには変わりない。
ちなみにこの方法だと目を開けたままでもできるし、それこそ食事をしながらや車を運転しながらでもできる。
実際私が参加したセミナーでは、参加者の半分以上が何らかの「当たり」がある情報をゲットできていた。
このイメージでやってるということに関しては、ブルースモーエンさん以外の本家本元のモンロー研究所のセミナーでもイメージを使ってるという話。
もちろん中には体外離脱を実際にリアルな感覚の中で行なっている人もいるかもしれないが、大半はイメージが多いという話を実際にヘミシンクの参加者さんから聞いた。
イメージでやってるということを知った時にさまざまな包括の世界や、宇宙船を作って宇宙に飛び出したり、異性人とコンタクトしたりする話が腑に落ちた。
妄想とイメージと真実
話は戻るが盲点である。
では、イメージでやってることがなぜ盲点なのだろうか?
それは実際に体外離脱やRV(遠隔透視)しているのか、 もしくは脳内の妄想なのかが判別しづらいと言うことだ。
本当のことを言ってしまうと実際に意識が体外に出るタイプの幽体離脱においても・・・
「実際に起きているか脳内の妄想なのか」
という問題は非常に大きい。
ここの部分がある程度クリアされてないと、自分の妄想でビジョンやメッセージを聞いて、それが何らかの神秘的な真実のメッセージだと勘違いしてしまう可能性は高い。
この辺の問題は非常に複雑で、何が妄想で何が妄想でないかと言う問題も含んでいる。
「 リアルさん、妄想は頭の中の想像で真実は事実として存在するものでしょう?」
意見もあるかもしれない。
これは表面的には確かにそうなのだが、意識体(幽体 ・アストラル体)やそれらをベースにして作られた世界では、仮に妄想であっても本人もしくは集団にとって現実に存在し、体験できるものであるということが、 非常に紛らわしい部分である。