最近はインド占星術の鑑定現場に同席する事が多い。
そこで思うのだが…
「人生はプログラムされている」
という事。
つまり決められているということだ。
これは25年くらい前に自分自身のチャートを観てもらった時にも実感したが、他の人のチャートで人生が解き明かされていくのをみていると、更にその感が深まる。
電車やバスに時刻表や運行表があるように、私たちの人生も決められているようだ。
では、どのくらいの割合で決められているかと言えば…
「7〜8割」
だという話。
100%ではなく20〜30%は私たちの考えや行動で良くもなり悪くもなりという話になってくる。
また、決められているというその規則性というか法則もユニークだ。
例えば今回はアートマカーラカといって、生まれ持ったテーマの星があるという教えがある。
これは一生変わらない。
例えば私の場合は火星なのだが、火星の属性としてネガティブな面としては破壊とか怒りがある。
その火星のテーマとしては対極にコミュニケーションというものがある。
図にすると…
このような感じで左にアートマカーラカである火星があって、右側がそのテーマであるコミュニケーションとなる。
真ん中にあるのがアートマ。
でだ、一般的には人生の前半ではテーマであるコミュニケーションのところがイマイチな場合が多い。
私の場合もそうだった。
子供時代はコミニュケーションが苦手。
幼少期はほとんど話さなかったらしい。
子供時代というか40歳くらいまでは苦手だった。
本当に仲の良い友人とは話すが、それ以外だと話せない。
自分が思っていることを伝えられない。
特にプレッシャーがかかる場面ではそうだった。
そのくせ、主星が火星だから内圧は高い。
攻撃性というか、アグレッシブというか。
チャートでは私の場合はこの傾向が高くて動物に例えると象らしい。
普段は大人しいがスイッチが入ってしまうと誰も止められないみたいなイメージ。
これがスポーツの試合とかで発揮出来るといい感じになるのだが、プレッシャーがかかった人間関係で火星が出てくると大変。
プレッシャーがかかる場面というのは例えば…
・父親との関係性
・学校の教師
・会社の上司
・仕事上でのトラブル
などで、これらの人物や場面で火星が活性化されて攻撃性は上がっているのに、コミニュケーション能力が低いと結構悲惨な状況になる。
このコミュニケーション能力が上がったというか、課題として取り組んで改善し始めたのが40歳すぎぐらいだったと思う。
だいぶ遅い。
その頃からある程度、コミュニケーションをとる事が出来るようになってきた。
それによって、主星である火星の働きも健全な形で発揮出来るようなってきた。
まあ、ブログやメルマガを書いたり講座を作れているのも、火星の内圧がうまくコミニュケーション的な流れに乗っていると言えなくも無い。
このように、私の場合は火星だが人それぞれ主星があって、その反対方向にテーマがある。
他の人のチャートも見てて思うのだが、やはりテーマに取り組んでいくのは時間がかかる。
大体、人生の前半はそのテーマに取り組んで後半にいい感じに仕上げていくという流れになるようだ。
ところで、このように映画のプロットのように緻密な運命のデザインは誰が考えてセッティングしているのだろう?
それは神と呼ぶべき壮大で緻密なパワーと知性を持ったなんらかの存在だろう。
つまりだ。
神に繋がる方法というテーマでお話しているが、この繋がる方法というのは様々なバリエーションがある。
- 深い瞑想に入ったり
- 深い祈りの状態になったり
- 偶然、至高意識になったり
- 臨死体験をしたり
して神を認識したり繋がっていることを自覚するケースってあると思うが、本当の本当を言うと、実は…
「既に神と繋がっている」
とも言える。
なぜなら、これほど緻密にプログラムされた人生や世界と私達は既に一体であるからだ。
それが本当の意味で腑に落ちた時、深い瞑想に入れなくとも神との一体感は感じられるだろう。