前回はインド占星術の鑑定を実際に受けた時の話をシェアした。
インド占星術の鑑定レビュー 怖いぐらいに当たるのか?
今日は続きから。
あまりにこのコンピュータでインド占星術のチャートを出すサービスがツボだったので、周りの瞑想関係者にもシェアしたところ、興味深いと好評だった。
しかし、ある日の事。
「リアルさん、知ってました? あのインド占星術のチャートの英文のやつ。
実は寿命が載ってますよ。」
と言うではないか。
寿命も決まっている?
英文だしページ数もかなり多かったので見落としていたが、調べてみたら確かに寿命も書いてあった。
まあ、この辺がコンピュータが鑑定士てくれるメリットでもありデメリットでもある。
普通のインド占星術の鑑定士なら、この辺はボヤかして告げたり、もしくは長寿の場合のみ大体の年齢を言うわけだ。
そこを遠慮せずにズバッと記載するのは微妙なところ。
なぜなら、私の場合は平均寿命ぐらいは行くみたいだが、寿命があと数年の場合だったらどんな感じだろう。
結構辛いと思う。
まあ、この場合も必ずしもそれが当たるわけでは無いし、当たるとしても終活というか色々な準備も出来るので割り切った人には寿命が間近に迫っていても知っておいた方がいいみたいな話もあるかもしれないが。
とにかくこのようにインド占星術によって…
- どのような家庭に生まれるか
- 兄弟との関係
- 身体的特徴
- 病気になりやすいか健康か
- 性格や考え方
- どれくらい教育を受けるか
- どのような仕事につくか
- 結婚するかどうか
- 子供は何人か
- 人生でハッピーな時期
- 人生で辛い時期
- 寿命
などが書いてあって先の事はわからないが、少なくとも今までの事が結構当たっていると…
「人生は決まっているのか?」
という疑念が出てきた。
燃え上がる炎のように決まっている
実はこの辺は昔は反発したテーマだった。
まだ20代の半ば頃に瞑想仲間に誘われてある覚者(霊能者)に会いに行った。
当時は結構有名で仙骨を調整すると意識が目覚めるというような教えで全国に治療院がそこそこの数あった。
その霊能者曰く…
「マッチを擦ると火が出ます。
我々の現象界というのは言わばこの炎の状態でもう燃えています。
ですから、完全に全て決まっているわけです。
既にマッチを擦られていますから。」
という話を聞いたことがあった。
その時…
「いや、全部決まっているなんてそれは違うだろう」
と反発したのをおぼえている。
だってそうでは無いか?
全部決まっているのなら、なぜ生きている意味があるのか?
理屈っぽい話になるが、決まっているという事は決まっていないという相対の中で認識できる事であって、単独では存在できないはずである。
みたいな感情的にも理論的にも納得は出来なかった。
しかし、30代になってインド占星術の鑑定結果を目の当たりにして、ここの部分は考えざるを得なくなってきた。
検証
検証する為に周りに勧めて他の人も当たっているか検証したり、自分のPCにインド占星術のソフトを入れてチャートを作ったりしてみたりもした。
また、他にも日本人やインド人の鑑定士に見てもらったりして、どのくらい共通する結果なのかも検証する事に。
結果は誕生時間や出生地のデータが正確で鑑定する人の腕が一定以上のレベルであれば、多少の鑑定結果はチャートの解釈によって違ってくるがかなり正確に当たると言える。
ということで私たちの人生は決まっているかどうかという問いに対しては…
決まっている
という答えになる。
しかし、では…
「どの程度決まっているのか?」
という話になってくると思う。
どのくらい決まっているのか?
結論から言えば、100%全て決まっているとは言えないと個人的には感じている。
もちろん、先に挙げた全ては決まっていて1ミリも変更出来ないという人もいるだろうが、そこまででは無いと感じる。
ではどのくらいの比率で決まっているかというと、これは人によって個人差があるという話になってくる。
聖者レベルになるとある程度運をコントロール出来る場合もあるらしいし、意識の覚醒度が低ければほぼほぼ運命通りみたいな話にはなってくる。
普通はざっくり言って、その運命を知れるかどうかは別として90%以上は決まっているのではないだろうか。
これを例えるなら学校行事。
行事(プログラム)は決まっているが…
あなたも小学校などの学校に行っていたと思うが、あれって行事が決まっている。
- 1学期〜3学期と学期が決まっている
- 学期の終わりには期末テストがある
- 1週間の授業のスケジュールが決まっている
- 夏休みや冬休みなども決まっている
- 運動会や社会見学、修学旅行なども決まっている
このようにスケジュールがカッチと決まっている。
楽しい旅行もあれば厳しい期末テストもあるわけだ。
大事なのはそのスケジュールの中で…
「何を学び体験しますか?」
みたいな話になってくる。
それに似ている。
だから、スケジュールは一緒でも人によってハッピーな学生時代になるかもしれないし、もう忘れてしまいたい黒歴史もなったりす。
今は例え話で学校の行事を出したが、個人の運命の場合は比較にならないほど複雑で緻密に絡み合っているわけだ。
ただ、決まったスケジュールの中で物事が展開していくというのは一緒。
そこで、学校の場合はテストで一定の成績がとれなかったら、また再試験とかあるように、人生でもある種のテストがあって、それをクリア出来なかったら同じような問題が解けるまでやってくるという性質がある。
神とカルマ
また、この人生のプログラムは単にカルマという話だけでなく、ある種の神との関係によって成り立っているというのがわかってきた。
神との関係というのは少し前に許しの祈りの話をした。
生命の贈り物 ハワード・ウィルズと神との約束と奇跡的なヒーリング 生命の祈り
これなどは神に向かって懺悔して自分や周りの人々や出来事を許していけば、今起こっている不幸や病気などがキャンセルされるという話だった。
つまりカルマが絶対的なものというよりは、その人の認識によって変化する可能性もあるという話になってくる。
このようにインド占星術によってカルマのメカニズム的な構造の上に神の存在や私達の奥深い意識も関わってくる事に気づき始めた。
例えば…
続く