前回はマントラ瞑想についての質問回答から、私の体験談が始まった。
今日はその続きでマントラ瞑想の体験談とその裏側みたいなものをお話してみよう。
TM説明会
さて、TM瞑想を習おうと思い説明会へ。
当時は確か渋谷だったと思うが、ビルの一室で説明会が開催された。
地味な紺色のスーツを着た七三分のサラリーマン風の若い男性2人が説明開始。
「TMは科学です」
「脳波がこのように変わります」
「1パーセント効果とは」
みたいな話が続く。
正直、それほど面白くなかったがこの辺は船井氏のTM本で事前学習していたのでフムフムという感じ。
1時間ほど経過した時に…
「ということで、実際に受けてみたい方はいらっしゃいますか?」
という流れに。
もちろん、ハイと申請してその後の説明へ。
「それでは、来週マントラを実習するので、果物をお花を持ってきてください」
果物?
お花?
少し違和感を感じたが、そこは素直にということで。
マントラ伝授
当日を迎えキウィとお花を町田の駅で購入。
マントラを教えてもらいに渋谷へ。
TMのセンターではマントラは1人づつ教えて頂くということで、順番待ちした後に部屋へ。
部屋に入ったら「あれ?」という感じ。
部屋の片隅に結構立派な祭壇があった。
TM教師が…
「これからマントラを伝授します
座って待っていてください」
と言うや否や、何やら怪しげな呪文を唱え始めた。
「OM〜 ナンタラ〜 カンタラ〜 マハー」
長い。
時間の経過が長く感じられた。
2、3分経過した頃だろうか。
TMは科学的だと言う話だったが、これって明らかに何かの儀式だよね?
と思いがよぎる。
TM教師がその呪文を唱えながら私に近づいてきた。
近い。
耳元までやってくる。
「●●◯ ●●◯ ●●◯」
と囁いてくる。
「あなたのマントラは●●◯です
唱えてください」
「ハイでは声に出さずに小さく」
「ハイ もっと小さく」
…
と言う感じでマントラの伝授が終わる。
TMは科学的だという事前説明だったが、明らかに何かの宗教的儀式だった。
「これで良かったんだろうか?」
と若干心配になりながらも帰路につく
プジャと暴◯団
これは後でわかるのだが、マントラを伝授される時に行う儀式がプジャと呼ばれるもの。
では、このプジャは何の為に行われるのか?
また、何か効果はあるのか?
結論から言うと、このプジャでパワーを乗せる。
例えばTMだったら、そのマントラを教える教師はそのまた上の教師から習っているわけだ。
で、一番上が開祖のマハリシ・マヘッシヨギで、そのまた上がグルデブと呼ばれる聖者。
そのまた上、そのまた上と神々までつながる聖者の系統がある。
その系統のパワーをプジャによって受け継ぐと言うイメージ。
これを例えれば、分野は違うが暴◯団だ。
あなたは悪ガキで高校を中退してヤンキーになったとしよう。
これだけでも結構厄介だが、とはいえただの街のヤンキー。
それほどの脅威では無い。
しかし、知人に誘われて、地元にある広域暴◯団系列の親分と盃を交わしてメンバーになるとしよう。
そうすると、今まではただの街のヤンキーだったのに、俄然影響力というかパワーが違ってくる。
なぜなら、暴◯団という力と繋がったからだ。
もう、ただの街の不良相手だったら無敵である。
まあ、分野は違うがプジャも一緒。
そのプジャを受けることによってある種のパワーと繋がる。
そのプジャを受ける事によって、その聖者の系統へと繋がる。
呼吸停止
この辺のメカニズムについてはもう少し詳しく後ほど説明していくが、では実際に私の場合どうだったのかをシェアしてみよう。
TMのマントラ伝授を受けて、確か2〜3回目の瞑想の時。
「・・・・ あれ?・・・・」
となった。
呼吸が止まっているのである。
いや、機械で計測したわけだは無いのであれだが、主観的には呼吸が止まっている。
瞑想中に目を開けて時計をチェックしたが、30秒や1分位は止まっている。
また、止まらずとも呼吸数もかなり落ちる。
1分間に1〜3回ほどか。
厳密にいえば水の中に顔をつけたり、気道を閉じているわけでは無いので微弱ならが鼻から息の出入りはあるのかも知れない。
それでも、停止している。
ただ、停止しているから苦しいかと言えばそんなことは無い。
逆に楽。
第四の意識状態
睡眠とは違うがリラックスした感じ。
TMでは第四の意識状態と言う。
通常私たちは…
目覚め
夢見
深い眠り
の3種類の意識状態を経験している。
瞑想によってそれ以外の4番目の意識状態になるという。
第四の意識の他にももっと上があるのだが、機会があったら触れてみよう。
とにかく、TM瞑想を習ってすぐに呼吸の変化が起こった。
「これが第四の意識状態か」
と、とりあえずは満足した。
ということでプジャによってマントラ伝授を受けたという話。
では、このマントラやプジャは実際にどのような仕組み・構造になっているのだろうか?
続く…