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マントラの仕組み なぜ瞑想状態にマントラを使うと入るのか?

前回はTMのマントラ瞑想のマントラ伝授の話だった。

TM瞑想のマントラ伝授とプジャと第四の意識状態

 

今日はその続きで、結論から言えばマントラ瞑想は気に入った。

相性が合うというか、マントラを唱えるだけで一種の瞑想状態になる。

その辺の話を体験談を踏まえて解説してみよう。

呼吸停止と脈拍低下

 

以前書いた記事、瞑想はやってくる「それ」だという話をしたが、厳密にいうとTMのマントラを使った瞑想は自然にやってくる「それ」の状態とは少し違う。

何というか、もっとテクニックとて瞑想に入る感じ。

ちなみに、どのような変化かというと身体的には呼吸が止まったり、回数が極端に落ちたりするという話だった。

あと、瞑想の入り方にもよるが脈拍も落ちる。

以前、実験的に動画で脈拍数を計測した動画

大体普通は数十秒で生理状態が変化する。

ちなみに、動画の計測はポラールの腕に巻くタイプの心拍計を使った。

スマートウォッチもそうだが、光がピカピカして血流を測定するタイプの測定器は約5〜10秒ほど遲れタイムラグがある。

思考は呼吸数と連動しているので、呼吸や脈拍が低下してくると思考もほぼ無くなってくる。

ただ、厳密に言うと動画撮影時はマントラは使わない方法で行った。

なぜかというと、TMのマントラを習った当初はマントラで身体の脈拍の状態は静まったのだが、最近はエネルギーが強くなりすぎて体や意識ももっと違うモードの瞑想状態になる。

この話は機会があったらシェアしてみる。

でだ、普段はすんなり瞑想状態に移行出来るが、食べ過ぎたり疲れすぎると瞑想状態にうまく移行できない場合も出てくる。

 

アルコールとサマディー

 

ただ、身体のコンデションが悪いと上手く出来ないかというと、それもケースバイケースで絶不調の時も深い瞑想に入るケースもしばしば。

ユニークな例では、20代の会社員だった頃、酒を飲まされて苦しくなったことがある。

私はゲコなのでお酒が飲めないが、あの当時は飲酒を強いる風習がまだ強かった。

頭がガンガン痛くなり

気分が悪くなり

「またか、だから会社の飲み会は嫌なんだよな」

と思いつつ、目を閉じてマントラを開始。

やってくるではないか、あの停止状態が。

完全にアルコールの酔いは払拭されないものの、瞑想状態に移行することで心身の苦痛がかなり和らぐ。

みたいな使い方もイレギュラーだが出来なくは無い。

ということで、マントラという便利なアイテムをゲットした気分に当時はなっていた。

 

マントラが効く仕組み

 

ではなぜマントラを唱えると瞑想状態に移行するのか?

結論から言えば一つには人間の思念と音の関係を利用した方法だからだ。

例えばあなたは…

「あー今日の昼はパスタ食いたいな」

とつぶやいたとする。

その「パスタ」と言うワードはある意味マントラだ。

 

よく観察してみるといい

パスタと発音する前の段階

心の中でパスタと唱える

その唱える音をどんどん小さくしていく

そうすると終いには音にならない音

「・・・」

になり、もっと小さくすると

「・」

になるのがわかるかもしれない。

思考のプロセスを逆向きにたどる

 

実際に落ち着く環境でやってみて欲しい。

これは何をしているのかというと、通常、私達行動や言葉はそれが表面に現れる前に思念として内部で発生している。

イメージで言えば池

池の底で小さな泡が「プカッ」と発生して

それが水面へ向けて上昇していく

この上昇していく過程が思念(思考・考え・感情)

水面に上がって泡が解放された時点で発言や行動となる

ベクトルとしては…

水底→水中→水面→空気中

と言うことになる

実はマントラの一つのシステムとして

この流れを逆にする事が出来る

つまり…

 

あなたの言葉や思念を音として、逆向きにたどる事によって水底である意識の本質にたどり着くことが出来る

 

と言う方法である。

であるから、基本的にはどのような言葉を選んでも水底、つまり意識の本質には到達出来る。

ただし、ヴェーダの伝統ではここで聖なる言葉を使う。

サンスクリット語である

なぜなら、基本的にはどのような言葉でも逆向きにたどって意識の本質にコンタクト出来るのではあるが、聖なる言葉をチョイスすることによって、聖なる意識状態にコンタクト出来るだ。

聖なる言葉で池を満たす

 

なぜ、聖なる言葉をチョイスするかというと、あなたの意識を一つの池だとしよう。

その池に毎日ゴミを投げ入れていくと、言うまでもな汚い池が出来上がる。

しかし、毎日綺麗なもの

例えば水晶や宝石などを池に投げ込んでいけばキラキラした池になる。

そういうイメージ。

だから、聖なる言葉が瞑想においては必要。

ちなみに、その言葉はTM瞑想においてはヴェーダの伝統的な技法なのでサンスクリット語だが、普段、日本人の私達は日本語でもOK。

TMのシステムとは違ってくるが、普段、祈ったり瞑想する時に日本語を使ってするのは日本人としては自然な流れ。

この辺はitのプログラムで実際にやっているが仕組みや構造的なものが理解出来ると様々な応用が効くようになってくる。

話を戻すと、それにプラスして前回お話したようなプジャによってその言葉にエネルギーがチャージされている事が瞑想テクニックの要にもなっている。

次にマントラ瞑想がどのように変化していくのかみてみよう。

初期的には呼吸数が落ちたり心拍数が低下したりするが、これは側面の一つにすぎない。

なぜなら、より行が進むと純粋意識が活性化されてくるからだ。

そうなると、瞑想中の意識はより醒めてパワフルになってくる。

例えば…

続く…