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明け渡しと変容と霊性のスーパーマーケット化

悟りには明け渡しが必要であり

明け渡しには神や聖なる対象が必要だと言う話しだった

明け渡した時に変容が起こる 瞑想や祈りによって悟り(変容)が起こるメカニズム

 

このような話しを聞くと、あなたは自分とは関係ない事だと思うかもしれない。

 

しかし、あなたがある程度の年を経ていた場合、すでに何らかの明け渡しの経験はあるだろう

恋人や伴侶

子供

などもそうだし、別に大切に思うペットでもいい

 

「自分より大切に思うもの」

 

に遭遇し、それへの愛が溢れるとき

あなたは変容したはずだ

 

今までの思考パターン

感情

フィーリングとは別の何かに支配され行動したかもしれない

 

なぜなら、あなたは明け渡したからだ

 

身近なレベルではあるが、これらも愛によって変容が起こったことには間違いない

 

なぜなら、あなたが観るもの

接するもの

全ては神だとも言えるからだ

 

例えそれが野良猫であれ

あなたが愛を持って接した時

あなたは神と共鳴する

 

ただ、あなたは思うかもしれない

 

「放棄とか委ねるとか明け渡しとか言っても、自分は捨てられないし、変なものも信じられない」

 

これには一理ある

 

なんでもかんでも委ねる、明け渡すと言う事ではない

 

知性は重要である

 

センスが無い人が考える事なくひたすら明け渡ししていたら

この世界で生きていくのもままなら無くなる

 

この世界は愛で出来てはいるが、一方で弱肉強食という原理も働いている

詐欺的な人物や集団に捕食されて終わってしまう

 

このスピリチュアルと呼ばれる分野も

目に見えなくて幻想性が拡大しやすい為に、非常に紛らわしい構造になっている

 

この傾向は、古来から宗教は支配の道具として使われてきたことからもわかる

 

また、これは実際にあった話しであるが、私が出会った人物の中である種のビジネスマン達がいた

 

彼らは「これからスピリチャルは儲かる」という理由で、どうやら今後はスピリチュアル的なサービスを展開するとのこと

 

その時、私は正直なんだか穢されたような気がした

 

10代の頃から切実な問題として取り組んでいる身としては

 

「これが霊性のスーパーマーケット化か」

 

と身を持って感じた瞬間だった

 

このように、何でもかんでも自分を放棄して明け渡すことが良いわけでは無い

 

知性が必要である

 

では、その判別や識別はどうしたらいいのだろうか?

 

何が本物で何が偽物なのだろうか?

 

続く…