久々に映画館で映画を観た。
話題のTENET (テネット)だ。
最初に言っておくが、今回は詳細な映画の感想は書かない。レビューでなく、完全な雑談。
TENET について詳しく知りたい場合はレビューサイトが沢山あるので、検索してみて欲しい。
という事で、映画は木場のIMAXで観た。
コロナ禍の為、新しい映画があまり上映されていなかったので久々の映画館での鑑賞。
まず始めにチケットを購入するわけだが、そこで・・・・
「あれ? なんだこれ?」
と戸惑う。
昔は映画館のチケットカウンターの人に・・・
「2時20分のTENETです!」
という感じだったが、最近はどこもパネル操作のセルフ式。
そのセルフ式のパネルで座席指定しようとした時に、ほとんどの席が埋まっているわけだ。
正確にいうと、二人並んだ席が確保出来ない。
「あれ?満席に近いのか?」
と思った。
「いや待てよ、感染防止のソーシャルディスタンスで席1つ飛ばしなのかな?」
と思い一応、念の為に係りの人に聞いてみるとやはりコロナ対策。
なるほど、映画館もたまったものではないな。
連休の書き入れ時なのに、満席になっても稼働率50パーセント。
つまり売上が半分になるわけだ。
これは売上が半分になるから利益も半分になるわけでは無い。
仮にわかりやすいように一日の売上が100万円だとしよう。
通常は売り上げから・・・・
家賃
人件費
水道光熱費
広告費
その他諸々の経費
など固定費や変動費も含めるとかなりの経費がかかる。
これもわかりやすいように経費のトータルが1日40万円だとする。
そうすると・・・・
100万円(売上)ー40万円(経費)=60万円の利益
という事はコロナでソーシャルディスタンスを取り入れた場合どうなるのか?
100万円の売上が稼働率50万になる。
その50万円から経費の40万円を引くと10万円。
つまり、席の稼働率が半分になるという事はフル稼働の利益60万の半額の30万ではなく10万円になってしまうという事だ。
細かい話をするともっとあるかもしれないが、ザックリ仮定の話をするとこんな感じだろう。
今は映画館の話をしているが、お客さんを店内に入れて席が埋まる形態のビジネスは真面目にソーシャルディスタンスをするとこうなる。
「大変だな~」
と思いながらTENET のチケットを買う。
「えーと50割はどこだどこだ」
4年前から適用されるようになった50割。
50歳以降は夫婦50割というのがあるので、それを使おうとする。
ちなみに今回の2DのIMAXだと大人2300円が1600円になる。
最初にこの50割が適用された時は複雑な心境だった。
気持ちだけは10代のつもりで自分は若い気でいるが、こう言った高年齢適用優遇制度を使うとやっぱり・・・
「なんだかな~ 割引になるのは嬉しいがちょと嫌な気分だな」
というのを感じた。
まあ、お得な制度だから使わせてもらっているが。
「免許証持ってきた?」
とAYAに聞かれ・・・
「ヤバイ、最近はスマホ決済とカードで済ませているから財布を持ってなかったんだ、実家の車の中だ」
と思い出す。
ちなみにコロナ騒ぎになった当初小銭をなるべく避ける傾向にあった。
スイカもスマホに入れてあとはカード。
これは2023年へ向けての準備とも言える。
今、それほど顕在化していないが、あと2年もしたら、ほぼ電子決済になると言われている。
銀行の店舗数も4割以上削減される。
例えば・・・・
三菱UFJフィナンシャル・グループは20日、2023年度までに三菱UFJ銀行の店舗数を17年度末比で約200店舗減らす方針を示した。19年に公表した計画では17年度末の515店のうち35%にあたる180店を減らす計画だったが、40%減に変更した。営業経費が高止まりしているなかで、店舗業務の削減により運営コストを引き下げる。
窓口数や取扱事務を減らした軽量店舗は積み増す。従来は23年度までに70~100店としていたが、130~140店とする。来店客自身が操作する専用端末やテレビ電話などを通じた手続きを主体とする。操作などを案内する係は置くものの、店に必要な行員数は減る。
日本経済新聞より引用
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59337230Q0A520C2EE9000/
というように、あまりテレビのメディアでは騒がれていないがもう決定済みの話なわけだ。
なぜこのような削減の話になっているのかというと、ブロックチェーン化によるもの。
シンプルにいうと、今のAIの発達によりハッキングリスクを回避する為にセキュリティの都合上、ブロックチェーンかをしなければやっていけないからだ。
そんなことをつらつらと考えながら、仕方がないので普通の大人料金で映画のチケットを買った。
いかん、全然話が進まない。
肝心の映画なのだが、久々のIMAXだったので迫力は凄かった。
やはりタブレット端末でNetflixの映画を観るのと違う。
特に音が胸や腹に染み渡る。
特にアクションシーンが豊富なので緊迫感が漲る。
が、しかし・・・・
なんというか予想はしていたが、内容的には・・・
「う~ん・・・」
という感じ。
面白く無いことも無いのだが、時間もののSFにありがちな消化仕切れない感というか、なんというか。
細かい話をすると長くなるのでこの程度の感想に留めておくが、まあ、そんな感じだった。
とにかく映画館に足を運べる環境になったの喜ぶべきことだし、実際に楽しかったので良しとしよう。