朝起きて鏡に向かって「舌」を出してベーとやると舌にコケ状のものが付いているのにお気づきだろうか?
これをアーユルヴェーダでは「アーマ」という。
動画でも解説。
アーマとは?
アーマとは未消化物。
未消化物とは食べ物が消化されずに毒素として残ったもの。
まあ、身体の浄化作用もあるので、普段の生活をおくっていると朝起きた時に普通は多少このコケ状のものが付いている。
だからドラックストアなどでは舌をケアするヘラやブラシが存在する。
有名なところではインドで昔からあるタングスクレーパー。
これは銅製で両端を持って舌を掃除する。
アーマ(未消化物)を貯めない為に
インドの伝承医療のアーユルベーダでは、この未消化物であるアーマが体調不良や病気の原因の大きな要因であると考えている。
だから・・・・
- 消化力を上げるハーブ(生姜など)を使ったり
- 白湯を飲んでアーマを洗い流したり
- ヨガのアサーナをしたり
- 脈診をして体質診断したり
- その診断をもとに体に合う食べ物を選んだり
しているわけだ。
実はこの食べ物の未消化物でるアーマは体だけでなく心にも存在する。
正確に言えば身体のアーマが脳にも作用する。
眠気の原因
瞑想で質問されるのが・・・・
・眠気が起きて瞑想できません
・雑念が止まりません
という話が多い。
これは・・・
「心(精神・意識)のアーマがたまっているので解消されている」
という話になってくる。
だから、別に眠気や雑念が悪いわけではない。
それが起こる事によって意識が浄化されているわけだから。
瞑想すると雑念や眠気がなぜ起こるかというと・・・
「瞑想したから雑念や眠気が起きたのではなく、それに気づいただけ」
という話。
日常で普通に活動している時も自覚はされないが・・・
- 記憶
- 印象
- イメージ
- 考え事
- 感情
- 疲れ
- 眠気
は常に意識と身体の中にあった。
ただ、ある意味普通の状態だと鈍感なのでそれに気づけない。
気づけないまま、リセットしないままにしておくと・・・
- なんだか疲れが取れない
- ど忘れする
- ケアレスミスが多くなる
- イライラする
- ダルい
となって、それが許容量をオーバーすると体調を崩したり病気になったりするという構造。
もちろん、瞑想などしなくても良質の睡眠をとったりすれば、かなりメンタルアーマも解消出来る。
しかし、実際に瞑想してみればわかるが8時間グッスリ寝ても瞑想中に・・・
- 妄想が結構出たり
- 眠くなったり
- 退屈したり
- イライラしたり
することは結構ある。
これは睡眠だけでは上手く解消出来ないメンタルアーマ もあるという事。
ちゃんとした瞑想なら何でもいい
だから、瞑想の種類は何でもいい。
- 呼吸を観察する
- 身体の一部に集中する
- マントラを唱える
どのような瞑想法でもいい。
自分に合う瞑想を1日15分程度でいいから実践することをオススメする。
また、メンタルアーマは意識だけの問題でも無い。
先ほどもお話したように食べ物も関係してくる。
食べ物のアーマも脳に蓄積
簡単にいうと・・・
- 消化能力を超えた食べ過ぎ
- 体に合わないものを食べた
などが続くと、消化されずに未消化物となって脳に作用する。
つまりメンタルアーマとなるわけだ。
だから、瞑想を真剣にやっている人の場合。
- リトリートに入って集中して瞑想している人
- スッキリとした頭と体が好みの人
などの瞑想者は食事にも、もの凄く気をつかう。
ちなみに、この辺は瞑想者だけでなく・・・・
- パフォーマンスにこだわるビジネスマン
- 成績にこだわるアスリート
- 美にこだわるモデルさん
なども食事には最新の情報を取り入れたり実践したりしている。
これも、健康上の理由は無論、最高の脳・意識・体にこだわることがいかに大事かという共通認識によるものだと言える。
例えばの話・・・・
- タモリはやビートたけしは1日1食
- 郷ひろみはラーメンなどの炭水化物は食べない
- ガクトは米(小麦粉)などの糖質はとらない
- テニスのジョコビッチは小麦粉のグルテンは食べない
など、この辺は遺伝子というか体質や好みによって変わってくるが、実際に第一線で活躍する人はかなり気を使っている。
まとめ メンタルアーマ
ということで、今日のお話として・・・・
- メンタルアーマというものがある
- 身体の汚れと同じように意識にも汚れが付着する
- それは寝ただけでは取れなものがある
- 瞑想はそれを浄化する
- 瞑想中の雑念や眠気はそれが解消している現象
- 合わない食べ物や食べ過ぎもメンタルアーマになる
というお話でした。