前回は霊言やリーディングのやり方についてシェアした。
前回のお話
霊言 チャネリングの簡単なやり方 ペンやキーボードで書く方法とは
ペンやキーボードを使ってやるやり方だったが、口で喋るやり方もある。
ただ、この辺は基本原理は一緒なので技法に多少の違いがあるだけとも言える。
呼び方も…
- 霊言、異言
- リーディング
- チャネリング
- RV(リモートヴューイング)遠隔透視
- ヘミシンク
などと色々あるが、基本的には一緒。
私もたまにRVのセミナーなどをやるが、参加する人は結構な確率で当てたりして好評だったりする。
もちろん、RVによって様々なものを透視すると言っても色々なレベルがある。
職業レベルでやるには難しいものがあるが、個人レベルで判断の足しにする分には使えるケースが多い。
前回はやり方だったので、今日は注意点などをシェアしていこう。
最初に結論からいうと、こういった通信系で一番注意するのが…
「妄想系」
に注意するといのが一番にあげられる。
妄想系に行かないように注意するのが大事。
妄想系に行かないというのはどういうことか?
前回お話したように、私たちは意識するしないに関わらず他の存在や意識とコンタクトをとっている部分があるとも言える。
であるから、意外とリーディング系のものはハマれば出来てしまうケースが結構ある。
当たってしまうわけだ。
当たってしまって、時に長年の疑問が解けたりその情報に助けられたりする。
何事もそうだが、出来ない時よりも出来てしまった時に注意が必要になってくる。
リーディング系で少し出来てしまうと…
「私が視えているものは存在する!」
「真実の世界はこっちだったんだ!」
ということでのめり込むケースが出てくる。
そうなってくると…
「今の世界は嘘だ」
「意味なんか無い」
みたいになってくるケースも無くはない。
まあ、その気持ちもわからなくは無いが実際にこの世界に生きているわけだから、それを完全否定しまうと反作用として世界からも否定されてしまうような現象が起こりがちになってしまう。
また、自分の言いように物事を歪曲して捉えたり考えて、妄想に走ってしまうケースが稀ではあるが、まま起こりうるという話になってくる。
まあ、言ったらなんだが様々な新興宗教やカルト的なものが出てくる原因の一つにこのような妄想世界にハマってしまうという事が言えるわけだ。
カルトと言えば、たまたま今は「ザ・カルテル」というドンウィンズロウという著者の小説を読んでいるのだが、そこでサンタ・ムエルテというカルトの話が出てくる。
この小説はメキシコの麻薬組織(カルテル)を題材としたものだが、このカルテルのディゴというナルコ(麻薬密売人のボス)が信仰しているのがサンタ・ムエルテという「死の聖女」という神様。
引用
サンタ・ムルテ。
死の聖女。
このレディには様々な別名がある。
ラ・フラキータ(痩せっぽちな女)、ラ・ニーニャ・ブランカ(白装束の少女)、ラ・ダマ・ポデロサ(強面の貴婦人)。
ディエゴが像の顔に山羊の血(本当に山羊の血であってくれとエディは願う)を塗り込んだので、聖女は間違いなく強面に見える。
〜略〜
マリファナ葉巻を思い切り吸い込んでから、煙を痩せぽちの顔に吹きかけるディエゴを見守る。
全ての持ち家には小さな祭壇が設けられていて、ここの祭壇にも供物が並べられていた。
キャンディー、煙草、花、新鮮な果物、マリファナ、シングルモルトスコッチの1フィフス瓶、コカイン、現金。
この痩せっぽち(ラ・フラキータ)はディエゴのセグンデラ(2号)よりいい暮らしをしていやがる、とエディは思う。
「ザ・カルテル」より引用
画像元
画像を観て貰えばわかるが、日本でもやっているハロウィンを過激でマジにしたみたいなイメージ。
どこの国にも昔からブラックマジック的な儀式や信仰があるが、そのメキシコ版みたいなものだと言える。
今、極端な方がわかりやすいと思って、たまたまメキシコの例を出したが、人と場合によっては…
- 日本の神界系だったり
- カバラの世界であったり
- プレアデスやシリウスなどの宇宙系だったり
- ヘミシンク的なフォーカスの世界だったり
- パラレルワールド的な世界だったり
それぞれの非物質的な世界はあると言えばあるわけだ。
メキシコの例ではないが、その世界観にハマればそれなりのごメリットや御利益もあったりする場合もある。
もちろん、信仰の自由というか、どんなことを信じるのも基本的には自由だし、それが自分の人生にとってプラスになり、他に迷惑が罹らなければ別に何を信じても自由だと言えば自由だろう。
しかしながら、この辺の目に見えない世界と自分の妄想世界がシンクロしてしまった時に危険が生じる。
例えば…
- 自分は神界の王だと思ったり
- ◯◯万年前に地球にきた宇宙大艦隊の船長だと思ったり
- 自分は◯◯の生まれ変わりだと思ったり
するわけだ。
まあ、これは極端な例だが、そこまで行かずとも自分をある種の霊的な超エリートだと思い他を排除したり見下すような感じになるのは結構あったりする。
このような感じで妄想系にドップリとハマってしまうんだったら、スピリチュアルなど知らずに普通に生きていた方がマシだったよねみたいな話になってくる。
エゴ的なものを落とすのが本当のスピリチュアルなのに、かえってそれがマシマシになってしまうわけだから。
このように、この物質世界・現実世界だけでも複雑で対応が大変なのに、より精妙な世界のマーヤ(幻影)に接する場合は充分な注意が必要だという話になってくる。