前回は「ザ・ゲームチェンジャーズ」というドキュメンタリー映画を紹介した。
スポーツ競技や健康の分野で菜食の方が効果的だという話だった。
前回の話 「ザ・ゲームチェンジャーズ」野菜で…
今日は瞑想する時に肉食がいいか菜食がいいかという話。
自分の反応をチェックする
これは個人差が大きいと思うが、私が体験したり観る限りにおいて…
「肉食か菜食かはそこまで関係が無い」
というのが正直なところ。
肉や魚を食べたからといって、そこまで瞑想体験のクォリティーが落ちたりはしないと感じる。
ただし下記の場合
- 集中して瞑想する場合
- 特殊な行をする場合
などはヴィーガンなどの菜食にしたり、食事を制限するケースが多い。
やはりハードなスポーツ、例えばウルトラマラソンの競技に出る人と瞑想によって波動を上げていこうという人では食事の内容が変わってくる。
あとはやはり…
- 自分が行っている瞑想の体系が決めた規範に従う
- 自分の環境や体質に合った食事法を選ぶ
- 血液や遺伝子などのデータを調べて、それに合った食事法を選ぶ
という方法になってくると思う。
菜食VS肉食の論争については、それぞれが様々な論文を提示したり主張をしているので、下手すると無限ループに入ってしまう。
結局、論文とか人の主張とかは他人の話なので…
「自分の場合はどのように反応するか」
というところにフォーカスした方がいい。
落ち着くところに落ち着く
結局は落ち着くところへ落ち着くわけだ。
例えば仏教系の瞑想をしていて、肉食がOKな場合でも健康診断の血液検査でコレステロール値が引っかかってしまって、運動しても改善しない場合は食生活を見直すしかない。
その場合は菜食がベストな選択かもしれない。
また、ヨガをやっていてヴィーガン食をしばらく続けていたら、フラフラになって貧血気味になった。
調べてみたら重度のタンパク質不足。
その場合は肉を食べるかどうかはともかく、食材やサプリでアミノ酸の摂取量を増やしていった方がいいという話になってくる。
- 仮説を立てる
- 実践する
- フィードバックを得る
という事で、なんでもそうだが頭から否定したり信じたりせずに、まずは色々自分でテストして良かったら継続したり、修正を加えていくのがいいのではないだろうか。
人生のプログラムとしての食事
あとはシンプルにその食事が体質に合うか合わないかの話より、違うレベルでの話になってくる。
例えば、前回紹介した映画「ザ・ゲームチェンジャーズ」で出てきたストロングマンのチャンピョンのパトリック・バブーミアンを例にしてみよう。
彼は元々は肉食だったが、集中力が思ったように維持出来なかったらしい。
色々と試してみると乳製品で体調や集中力が阻害されていたようで、ベジタリアンにしてからパワーもアップしたし、体重も増加して記録も伸びたという。
ところで、なぜそもそも彼はそんなに体を鍛えようと思ったのか?
その答えは映画の中にあった。
車を素手で持ち上げて移動させるシーンがあった。
なぜ、そのようなパフォーマンスやトレーニングをするのか。
それは彼が4歳の時、両親と妹が事故にあい母親だけ助かったそうだ。
それ以来、強いヒーローになりたくて体を鍛え始めて今日に至るという。
これはおそらく、車を持ち上げられるくらい強いヒーローだったら、事故にあった父を妹を助けられたかもしれない、もしくはそういった場面に遭遇したら助けられる自分でありたいという強い願望があったのだろう。
このような人生のストーリーがあるから、世界一にもなれたし、ベジタリアンでも記録が伸ばせるというメッセージの発信力が強まったわけだ。
また、違う例をあげると私の生徒さんでもヴィーガンの人はいる。
話を聞いてみると、体質的に動物性のものを食べると調子が悪くなって、必然的にヴィーガンに。
今ではその知識や体験を活かして、そういった職についている。
このように、何を食べるかを越えてその人の人生の色として織り込まれているケースは多々ある。
そこまで観た場合、野菜だからいいとか肉だからいいとかいうよりも、ある意味人生のプログラムとして私たちの人生に組み込まれていっているといっても過言では無い。
次にたまに聞かれるのだが…
マリファナはどうなんですか?
アヤワスカはやってもいいんですか?
という質問について。
続く…