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マインドフルネス瞑想の問題点

ここ数年マインドフルネス瞑想が流行っている。

流行ってると言っても一般的な認知度は恐らく10%くらいか、つまり10人に1人ぐらいしか知らないと思う。

私もそうだが、このブログを読んでる人は・・・

「マインドフルネス瞑想ね、ハイハイ」

という感じで、そこそこ流行ってる感はあるだろうが、現状としてはこんな感じだろう。

まぁ、そんな話はともかく、とりあえずはスピリチュアルや瞑想に興味のある人はマインドフルネス、瞑想が流行っているという前提で話を進めていこう。

マインドフルネス瞑想の問題点

マインドフルネス瞑想の問題点としては色々あるが一番多い例として・・・・

「瞑想ができているのかできていないのか分からない」

という問題がある。

もう少し簡単に言うとマインドフルネス瞑想で呼吸の瞑想や歩く瞑想があるが、これを行っている最中に・・・

「なんだか退屈だなぁ〜 早く終わらないかな」

という感じになってしまって・・・

「これが本当に瞑想なのかな」

みたいな感じになった事は無いだろうか?

これにはいろいろな原因がある。

サマタ力の欠如

ひとつだけ挙げるとするならば・・・・・

「サマタ力の欠如」

ということが言える。

「サマタ力って何ですか?」

という話もあるかと思う。

これは マインドフルネス瞑想の元となっている上座仏教の瞑想でヴィッパサナー瞑想というものがある。

ヴィッパサナー瞑想とは2500年前から伝承されているお釈迦様が行なっていた瞑想法と言われている。

仏教の瞑想と言うと・・・・

「仏教って先祖供養の他に何かやるんですか?」

みたいな認識が私たち日本人にはあるが、そもそも仏教はお墓を作ったり、お経を唱えたりするのが本当ではなく、瞑想修行が本来のあり方だ。

だから仏教の瞑想といってもピンとこない場合が多いが、ある程度本格的にヴィッパサナー瞑想をしたことがある人はヨガの瞑想以上のインパクトを感じる場合が少なくない。

この上座仏教のヴィッパサナー瞑想では瞑想の構成要素としてサマタとサティに分類されている。

サマタ(集中)とサティ(気づき)

実はこのサティというのがマインドフルネスという気づき。

一方、サマタというのは「集中力」と思っていただければいい。

このサマタである集中力とはどのようなものかと言うと、任意の一点に意識を止めておく力とも言える。

もう少し身近な例で言うとあなたもテレビのドラマや映画を見ると思う。

その時面白い物語だと時間を忘れて見入ってしまう。

2時間の映画でもあっという間に終わってしまう。

あと楽しいことをしていると時間が短くて退屈な仕事をしていると時間がなかなか経過しないと言う経験は誰しもしていると思う。

何が言いたいかと言うとマインドフルネス瞑想でも気づきとこのサマタの集中力があれば楽に座っていられるしあっという間に時間が過ぎるし、 瞑想そのものが楽しいということになってくる。

逆にサマタの要素、集中力が欠けているとマインドフルネス瞑想をしていても退屈。

呼吸を観察する瞑想をしていてもなんだかよくわからないし歩く瞑想に至っては退屈で何でこんなことをしているんだろうと言う疑問しか浮かばない。

であるから、上座仏教のヴィッパサナー瞑想の場合はある程度サマタ力をつけてから、気づきの領域に入っていく。

マインドフルネス瞑想の場合はここの部分を飛ばしてしまっている。

だから呼吸を観察していても歩く瞑想をしていても・・・

「気分は落ち着いた」

「少しリラックスできた」

程度の効果しか現れない。

もしくは・・・

「退屈でつまらなかった」

「何をやっているのかよく分からなかった」

という話になってしまう。

サマタ能力を上げるには?

実はこのサマタ能力はアップすることができる。

スポーツで筋力トレーニングをすると筋力が上がるように、瞑想していけばサマタ能力は上げていくことができる。

しかし、筋肉がなかなかつかないのと同じように、瞑想における集中力であるサマタ力もアップさせるのはなかなか困難なものはある。

しかし方法がないわけではない。

一つだけ挙げるとすると意思力の問題がある。

意志力とパチンコ

人間の体に体力があるように人間の意識精神にも意志力というものが存在する。

しかもこの意志力は一定の容量があり有限である。

仮に人間の意志力が10あるとしよう。

例えばあなたがセールスマンで万全のコンディションで商談に挑む場合、この意志力の10がまるまる適用される。

しかし・・・

「あ〜 仕事前に少しパチンコでもするか」

とパチンコ屋に入ってしまい、2時間後にボロ負けして出てきたとしよう。

その時あなたの意志力はパチンコで疲れたのと、ボロ負けしたショックで10ある意志力が3ぐらいになっている。

コンディションが万全で10の意志力で仕事にのぞむのと、ボロボロになった3の意志力で仕事に臨むのとどちらが効率的だろうか?

という話になってくる。

「リアルさん、それは仕事の話で関係ないじゃないですか」

と思われるかもしれないが、実は瞑想するときも同じような事が起こっている。

つまり、瞑想に入る前から意志力が削がれているのだ。

詳しくはdeep講座という私が開催している瞑想の講座を受けていただくと具体的な方法をシェアしてい流ので、まだ受けていない人は受けた方がいい。

(講座の案内はメルマガ内でお知らせしている)

ひとつだけヒントを言うと、瞑想に入る前から意志力が問われているというのは・・・

「瞑想しよう」

という意識の問題と・・・

「きちんと座ろう」

という体の力みが関係してくる。

ここの部分を解消できると、多くの場合今までとは違った集中状態に入ることができる。

この辺の問題をクリアにしないと、なかなかマインドフルネス瞑想でも満足がいく結果が得られない。

逆にこの辺をクリアにすると、今まで予想もしなかったような意識状態や瞑想状態に入ることは可能になってくる。