前回は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」というマルチバース物の映画の感想から多次元やヒーリングについてシェアした。
前回のお話
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスとマルチバースとクォンタムヒーリング
今日は前回のマルチバースの応用編、つまり自分の生活にこの方法を取り入れることが出来るのか少し見ていこう。
伸びる指 クォンタムヒーリング
前回紹介したクォンタムヒーリング(ユーフィーリング:QE)の動画は実験してみただろか?
要は気づきを入れると指の長さが変わるという実験動画。
なぜこのように指の長さが変わるのか?
ちなみに、この動画を観て…
「それは指を意識することで血行が良くなって細胞や組織が膨張して長くなったんじゃないか?」
「最初に指の長さを見る時と手を再度組み合わせた時と位置が変わっているので、最初との誤差(長くなった)が生じるんじゃないか?」
と思うかもしれない。
指が伸びる実験のやり方 指が短くなる?
その場合は最初に指の長さを見るときに、手の感情線など手や指のシワで合わせて位置決めするといい。
そうすると指の長さを測定する時の前後の誤差が無くなる。
また、長くなったのなら今度は逆をやってみるといい。
「指が短くなる」
と意識して1分ほど時間を置いて、再度やってみると今度は短くなるのがわかると思う。
なぜ、このように意識するだけで指の長さが変化するのか?
ナガールジュナ 因果関係で成り立つ世界
前回の話で仏教の中観派の祖であるナガールジュナがいうように、この世の全ては因果関係によって成り立っているので単独では成立しないという話があった。
この辺を簡単に説明すると以前のブログでも解説したが…
意識は三位一体で成り立っている。
これは下の記事で少し触れたので、まだ読んで無い場合は読んでおいて欲しい。
なぜ瞑想するのか? 人は見たものに近くなる 暗闇リトリートや独房の意味
これを今の指の長さの実験動画で言えば…
- 私(意識)
- 指
- 見る行為(私が指に気づく)
という3要素で成り立っている。
ナガールジュナ風に言えば因果律によって成り立っているわけだ。
つまり指は指単独では存在していなくて、私の意識や見る行為(気づき)によって成り立つ。
私の意識によって指の長さも変化する
ということは私の意識や気づきを変化させれば、指も変化するという話になってくる。
マルチバース的に言えば、無数に存在する世界から長い指を選択して今に持ってきたと言えなくもない。
事実、クォンタムヒーリングでは無いが、マトリックスエネジティクスの本に書いてあったと思ったが、車のドアに挟んでしまった瀕死の犬をこの方式でヒーリングした方法が載っていた。
つまり怪我をしていない世界の犬を持ってきて治療したケースもあるわけだ。
「そんな便利な方法があるんだったら最強じゃないか」
と思うかもしれない。
多次元宇宙から理想の自分を…
ヒーリングで違う世界から現象を引っ張ってくることが出来るなら、治療だけでなく他のことも可能だという話になってくる。
例えば今は貧乏だから、他のマルチバースにいるリッチな自分から能力や運を移植して楽々と今の自分を貧乏からお金持ちに出来る。
まさに夢のような方法ではないか。
しかし、実際はこの辺はもっと複雑である。
例えばクォンタムヒーリングにしろ、マトリックスエナジティクスなどにしろ、実際に習得しようとしても…
「これは医療行為では無いので、疾病の場合は医療施設へ行ってください」
などと習う時に注意書きがあったりする。
つまり…
「病気の場合は病院に行ってね、これは医療行為じゃ無いから治ることは期待しないでね」
という話になってくるわけだ。
これも考えてみれば当然かもしれない。
確率的問題
QEやマトリックスエナジティクスだけではないが、これらのヒーリングは100人いたら全員が奇跡的な結果が出るわけではない。
まあ、それを言ったら国で認められている医療機関だって全員が結果が出るわけでは無いとも言えるが。
例えば1万人が●●ヒーリングを受けたとすると、確率的にその中の数人は奇跡的な結果が出る可能性がある。
ただ、全員に再現性は乏しいという話になってくる。
これはヒーリングに限らず、どのような分野、例えばスポーツや学習、ビジネスでも一緒だろう。
ただ、では全くのナンセンスでそういったマルチバース的な働きは無いのかというと、必ずしもそうでは無い。
それでも尚
先ほどお話したが、ナガールジュナも提唱しているように…
- 見る者(意識)
- 見る行為(気づきの対象)
- 見る対象(人、物、この世界)
など三位一体によってこの世界は成り立っているという話だった。
で、伸びる指の実験は比較的この関係性がシンプルなので結果が出やすい。
しかし、病気の治療や自己の変革などはこの因果律の関係性の要素が複雑な上に比重もおおいきので、気づいたりイメージした程度では変化しないケースも多いという話になってくるだけの話。
であるから、マルチバース的なものは可能性としてあるし、イメージしたり周波数を合わせたりすることは有効ではあるが、この世界で必要な要素を満たしていくのも当然ながら必要という話になってくる。
例えばダイエットしたいのなら、ダイエット出来た理想の自分の姿に周波数を合わせるのは無論、食事や運動などの現実的な部分にも着手していくという当たり前の話になってくる。
ここの部分は非常に大事である。
ダイエットに限らず、仕事だったり収入だったり、人間関係も全部そうだ。
イメージしただけで叶うなら誰も苦労はしない。
それに必要な知識、技術だったりリソース(資源)や環境をなんとか整えて、この世界の因果律を調整していかないと自分の目的というものは達成出来ない。
また、ある意味、そこの不足分を補うために悪戦苦闘するのが人生のミッションの一つだとも言える。
しかし、表面的なスピリチュアルや自己啓発は神秘的な部分ばかりフォーカスされて夢を見やすいので気をつけなければいけないという話になってくる。
次にマルチバースを霊的に見るとどうなるかというところを見ていこう。
続く…