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暑さに強くなる方法 汗の内向と暑熱順化

今年は見事なまでの猛暑だ。

今日も…

「いやーこんなに昔から暑かったけな?」

と思いiPhoneの天気表示を見ると…

38度。

 

 

「何だよ、沖縄より暑いんかい」

とボヤキの一つも漏れる。

検索したらインドのニューデリーより暑い。

こんな日はエアコンに頼ったり、無理しないで過ごした方が良い。

 

とはいえ、その一方で…

 

暑さに強い体

 

を作ることも大事。

 

なぜなら、暑いからと言って

 

  • 一日中冷房にあたったり
  • 冷たい飲み物をがぶ飲みしたり
  • 全然運動しなかったり

 

すると体に良く無いからだ。

いわゆる「汗が内向する」というい状態になる。

 

汗の内向とは整体などでよくいうので、詳しくは検索して欲しい。

簡単に言えば、本来汗として体外に排出される水分が冷房などにより内側に籠ってしまう事をいう。

 

なぜ汗が籠ってしまうと良く無いかというと、汗は単なる水分ではなく体の毒素も一緒に排出してくれるからだ。

 

ちなみに、数年前に汗をかいても体の毒素は排出されないというレポートが注目された。

まあ、学説は時代によって変わるしデトックスに有効だという説も依然として無視は出来ない。

 

そもそも、自然な状態で排出されるものを人工的な冷房でストップしている訳だから、肝臓、腎臓その他の臓器に負担はかかっていると思われる。

 

つまり、夏は無理しない範囲でいいので汗をかこうという話になってくる。

 

また…

 

「暑熱順化」(しょねつじゅんか)

 

という言葉を聞いたことはあるだろうか?

 

 

暑熱順化とは体が暑さに慣れることで暑さに強くなることをいう。

この暑熱順化が正常に行われていれば、猛暑で体調がおかしくなったり、だるかったり、病気や熱中症になったりすることは無くなる。

 

この暑熱順化はどうしたら出来るかというと、無理の無い範囲で運動や入浴をして汗をかきましょうという話になる。

 

今のような猛暑で言えば、流石に昼間のピーク時は避けた方がいいと思うが、朝晩の比較的涼しい時間に体力に合わせて運動したり。

 

あと、半身浴をして汗をかいたり。

 

そうしていると汗腺(汗を出す機能)も鍛えられる。

 

反対に暑いからと言って一日中冷房にあたって体を動かさないと、この汗腺の働きも低下する。

 

熱中症でよくあるタイプとして…

 

「夜寝ている時に冷房が故障して、朝になったら●亡していた」

 

みたいなニュースがあるが、これはこの汗腺の働きが低下しているために起こるケース。

 

ある程度の暑熱順化が出来ていて汗腺の働きが正常なら、夜に冷房が止まっても軽い脱水症状くらいにはなるかもしれないがそれ以上にはならないはず。

 

ということで、水分補給やミネラルの補給に気をつけて、無理の無い範囲で発汗するような運動や入浴をして暑熱順化をしていきましょう。