前回の話はエンパスなど敏感すぎる場合は食事に注目した方がいいという話だった。
抜粋
瞑想などを集中して波動を上げていったりする場合はヴィーガンの方がいいが、今回のようにエンパシー的に敏感すぎて困る場合は動物性のものを食べるようにすると緩和するケースが多い。
もちろん、毎食をラーメンとかジャンクにしろというわけではないが、そういったものを食べるとエンパス度は中和される。
どうしても肉がダメな場合は温野菜とか生姜とかお粥など、体が温まるものを食べるだけでも違う。
悩み度合いが減ったり、金縛りなどの現象に遭いにくくなる。
あとは運動や心理面になる。
前回のお話 不安を忘れる方法
不安を忘れる方法 身体からのアプローチ エンパス度合いを緩和して金縛りも防ぐ方法
今日はその続きを話そうと思ったのだが、昨日ご質問を頂いたのでのでここでもシェアしておこう。
悟ったら見分けがつくのか
昨日はitプログラムという講座のサポートでチャットを行っていた。
その時に…
「悟りを開いている人を見分ける方法はありますか?」
という話になった。
最初に結論を言っておくと、誰しも…
「既に悟っている状態と一緒にある」
と言えて、見分けがつくかつかないかで言えば…
「パッと見には見分けわられない」
と言える。
あなたは既にそれである
よくアドヴァイタなどで…
「あなたは既にそれである」
という言葉が出るが、これはその状態を示している。
これについては以前も取り上げたので、ここでは触れない。
あなたは既にそれである アドヴァイタが言う意味とは
あなたは既にそれである アドヴァイタが言う意味とは
あなたは既に「それ」である事と技術の必要性
あなたは既に「それ」である事と技術の必要性 動画あり
「眼は眼を見る事が出来ない」理由と瞑想のサマタについて
「眼は眼を見る事が出来ない」理由と瞑想のサマタについて
などで簡単に説明したのでまだ読んでない場合は読んでおいて欲しい。
過去の感情的な…
次に…
「悟りを開く」
という言葉だがこれには色々な定義がある。
仏教やヨガでも違うし、キリスト教などではそもそも悟りという定義は無いし。
また、同じ仏教系内でも色々と定義が違ってきたりする。
この辺の話をすると非常に込み入ってくるのでカットするが、ざっくりと定義すると…
- 過去の後悔や怒りが無い
というのが最低ラインという傾向がある。
例えば…
- あいつだけは許せない(他人を責める)
- 自分のあのことだけは許せない(自分を責める)
- あのことだけは悔しくて忘れられない(出来事を悔やむ)
という心理状態には無い。
もちろん、記憶としては憶えていたりするが、それを思い出した時に怒ったり落ち込んだりしない。
いや、多少は愚痴るかもしれないがマジギレはしないし、そのことは受容している。
これは過去だけでなく、未来に対しても同じようなスタンスになる。
神秘体験や超能力があっても…
逆を言えば…
- 瞑想が深くなっても
- 神秘体験をしても
- 超能力的な力があっても
こういった過去や未来からの呪縛を受けている場合は悟っているとは言い難い。
なぜなら、全体像がみえて無いからだ。
全体像というのは神の存在。
神という言葉がしっくりと来なければ、わたしたちを存在させている「それ」の存在がある程度体でわかってくると、人生のあれやこれやを受容出来るようになってくる。
この辺が仕上がってくれば、特に神秘体験やサイキック的な力がなくとも、ある種の悟りの状態だとも言える。
というのが最低ラインみたいな感じで、あとはカルマとか個性によって違ってくる。
ほとんど何の変化も無い場合もあれば、サイキック的なパワーが出てくる事もある。
この辺は色々。
あと、何というか認識の転換が起こる場合が多い。
般若知
これも個体差があるが、認識の転換というのは悟る前には解らなかった事が自然にわかるとでも言おうか。
仏教的に言えば般若知ともいうが構造的なものがわかってしまうのだ。
これは自分が全く知らない事がわかるという意味では無い。
例えば電気について詳しくない人が悟ったとして…
「インピーダンスの理論と計算式を解いてください」
と言われてもわからない。
経済に全く詳しくない人が悟ったとして…
「アメリカのFRBの利上げが行われましたが、日本の債権市場に対する影響を説明してください」
と言われてもわからない。
もっとも、これらの分野に元々精通していれば、悟ることによって認識能力がアップするので神がかり的にわかるケースも出てくるかもしれないが、元々知らなければわからない。
そうではなくて、この世界の存在の構造だとか人が持っているマーヤなどがより鮮明にわかるようになったりする。
発露するものはカルマ次第
私の場合はマーヤ的な構造やエネルギーが以前よりわかるようになったのと、あとは覚醒状態のエネルギーを引っ張ってきて、ある程度他者と共有出来る特性がアップした。
この辺は別に自分でそうなろうと思ったわけではなく、気が付いたらそうなっていた。
他の人は同じようになるかはその人のカルマ次第。
私はこういったメッセンジャー的な役割があるので色々な体験をさせられたので、こういった感じになったが、この辺はカルマと個性だという話になってくる。
また、悟った時にもの凄く派手な神秘体験をする場合もあれば地味なケースもある。
ゴーピクリシュナのクンダリーニ
例えばクンダリーニが覚醒して頭頂のサハスラーラチャクラまで突き抜けたゴーピクリシュナみたいな派手な体験をするケースもあれば、禅のように「あっ」で終わってしまう場合もある。
ちなみにゴーピクリシュナというのは昔から本が出ているので知っている人もいるかと思うが、毎日瞑想して突然クンダリーニが目覚めてしまい死にそうになった人の物語。
これを読んだのが確か30年以上前だと思うが…
「あー絶対にこんなの嫌だ」
と感じたのを憶えている。
というようにこの辺はカルマとか個性にもよる。
派手な体験が必ずしも良いわけでないし、地味な体験がレベルが低いわけでは無い。
ただ、共通するのは先にお話したように過去や未来からの呪縛からは逃れられているという話になってくる。
ただ、これは内面的な話になってくるので、オーラが変わったり頭頂が隆起したり見た目の変化は特に無いので、パッと見にはわからない。
また、人格的に必ずしも円満になるというわけではない。
この辺も個性なので必ずしも温厚で円満な人柄になるわけでは無い。