忙しくて後で読みたい場合はLINEに登録してください(こちらをクリック)

あなたは既にそれ(悟り)であるの意味と誤解  スカイダイビングと重力と悟りの関係 

前回のお話は…

抜粋

「気づくことが悟りなら今、気づいているこの状態が悟りなのですか?」

というようなケースと、ダグラスハーディングのワークで気づきの状態。

これらと仏教でいう預流やマハラジがいう状態と何が違うのだろうか?

ここが非常にわかりにくい部分ではある。

 

というところまでだった。

前回までのお話 ニサルガダッタ…

ニサルガダッタ・マハラジとダグラスハーディングと覚醒意識

 

この辺がとてもわかりにくい。

なぜなら、気づきはある意味「それ自体で悟りの性質」だからだ。

なのでアドヴァイタの覚者がよく言うフレーズで…

 

「あなたは既にそれである」

 

と言うのは別にリップサービスでもなんでもなく、本当の事を言っている。

 

わかりやすく言うと…

 

「あなたは既に悟り(ある種の)の状態である」

 

とも言える。

 

この(ある種の)と言うのがクセ物で、もう少し正確に言うと…

 

「悟りの性質を持ってはいる」

 

みたいに言い換えた方が正確かもしれない。

 

これは一体どうゆう事だろうか?

 

例えて言えば地球の「重力」。

 

重力=悟り

 

だとする。

 

言ったら、地球上に存在する物全てはこの重力の影響を受けている。

 

「あなたは既に重力と一体化してますよ」

 

と言われても、重力というものを知らない場合は…

 

「う〜ん、本当かな?」

 

と思うだろう。

 

そこで、重力の本を読んだり、話を聞いたりワークに行ったりする。

重力のワークショップでは…

 

「その場でジャンプしてください」

 

「ほら! すぐに体が下に落ちますよね?
それが重力です!」

 

というワークをして…

 

「本当だ!下に体や物が落ちるのは重力が働いているからだ!」

 

と実感する。

 

しかし、しばらくすると…

 

「だから、何なんだ」

 

「これが求めていた真実だったのか?」

 

「今までと特に何も変わらない」

 

 

という風に思い始める。

 

気づきもこれに似ている。

では一体どうしたらいいのだろうか?

 

アプローチの一つとしては…

 

「強さをアップする」

 

というのが答えになる。

 

強さをアップさせるというのは、先ほどの重力の例で言えば…

 

「落ちる高さを上げる」

 

という話になる。

 

つまり、その場でジャンプするのではなく…

 

バンジージャンプ

スカイダイビング

 

などをして重力を体感すればいい。

 

そうすると…

 

「こ こ これが、重力か!!!」

 

と地球の重力を体感する。

 

この記憶は一生忘れないインパクトのあるものとなる。

あなたは重力の虜になる。

そして重力を深く知り、重力マスターになるかもしれない。

 

重力マスターとは重力を上手く操る身体動作を身に付けた運動選手になったり。

重力に拮抗する飛行機やビルを設計・建築などをしたり。

 

みたいな例えがわかりやすいかもしれない。

 

もし、今の重力の例えのようにバンジージャンプやスカイダイビングの強さで気づきを体験すると、あなたは気づきの本質に触れることになるだろう。

 

また、別の例え話としてはボクシング。

 

ストレートパンチが気づきだとする。

 

右利きなら左手と左足を前に構えて、右手をまっすぐに伸ばせばストレートパンチになる。

 

あなたがもし、近所のボクシング・ジムに入会して教わったり、YouTubeでパンチの解説を見てストレートパンチを見よう見まねでやったとする。

 

それでも、性質やカテゴリーとしては既に…

 

「ストレートパンチ」

 

なわけだ。

 

なぜなら、人間の体はフォーマットとして手足の本数や関節の数、筋肉や神経の構造が一緒なので、今日あなたが習ったストレートパンチも世界チャンピョンの井上尚弥のストレートパンチも性質としては一緒なわけだ。

 

「あなたは既にそれ」

 

なわけだ。

 

ただ、性質としては同じだが熟練度が違う。

 

その強さ、スピード、威力、緻密さ、経験値が違う。

 

 

みたいな例えがわかりやすいかもしれない。

今お話した…

 

「重力の例え」

「ボクシングの例え」

 

のように気づきの性質として、意識の性質としあなたは既に「それ」ではある。

 

「リアルさん、じゃー重力みたいに気づきの高さや威力をアップさせるにはどうすればいいんですか?」

 

という質問もあるかと思う。

 

これにはいくつかの方法がある。

 

例えば…

 

続く