今回は質問というかご報告を受けての動画。
運転中に瞑想状態になる仕組みと方法
文章で少しだけ補足してみよう。
この報告を頂いた人は今までどんな瞑想やワークをやってきたのか知らないが、気づきの才能があるタイプ。
通常はある程度訓練をしないと運転中に頻繁に瞑想状態にはならない。
なんの訓練かというと、私の場合は上座仏教のヴィパッサナー瞑想だった。
具体的には身髄感という技法。
これは体の感覚をひたすら追っていくというもの。
- 座禅の時は呼吸でお腹が動く感覚。
- 歩く時は足裏の感覚。
- 食事やお茶を飲む時は手の指や腕の動き。く。
という風にひたすら体の感覚を追ってい
これは文字を読んだだけだとわからないと思うが、かなり高い精度で行う必要がある。
まず、期間だが1日寝ている時以外は全てに気づきを入れる。
- 起床
- 坐禅
- 歩く瞑想
- 朝食
- 歩く瞑想
- 座禅
- 歩く瞑想
- 座禅
- 歩く瞑想
- 座禅
- 歩く瞑想
- 昼食
- 歩く瞑想
- 朝食
- 歩く瞑想
- 座禅
- 歩く瞑想
- 座禅
- 歩く瞑想
- 夜坐(夜行う坐禅)
基本的には以上のようなスケジュールだが、合間に喫茶瞑想を行う。
喫茶瞑想とは文字通りお茶を飲む所作を瞑想にする。
例えば紅茶1杯飲むに1時間かける。
指や腕の動きに気づきを入れながら行うとそれくらいかかる。
これは喫茶だけでなく食事中も行う。
これを最低でも3日以上。
出来れば1週間以上行う。
しかも、その間は…
- 読み書き禁止
- 沈黙を守る
- もちろんスマホやテレビはNG
私の場合はこのような高い精度・制限を設けて気づきの訓練を行なった。
これがハマると全く違う世界が開けてくる。
3日目くらいまでは体が慣れないので少し大変かもしれないが、それ以降は楽になる。
なんでこんな事をするかというと、結局のところは体を瞑想用に作っていく必要があるからだ。
例えば自転車。
自転車に乗るには理論的な勉強はほとんどいらない。
ひたすら自転車に乗ってバランスをとる練習をする。
そうすると、脳や神経にその情報が叩きこまれる。
瞑想もそれと一緒で一度上記のように叩き込めば、あとは比較的楽に再現する。
また、自転車に乗るのと一緒で年月が経っても体が覚えているので再現しやすい。
再現とは…
気づきの瞑想状態
が比較的頻繁にやってきやすくなる。
ということで、本当は何回かみっちりと身体の脳や神経に技法的な方法をインプットした方がいいのだが、とはいえ人間の意識そのものが気づきであるということもある。
であるから、元々センスのある人やタイミングやコンディションが整った人は気づきの状態に思いがけずに入ることがある。
そういう場合は動画でもお話しているが…
手や足の感覚を拾っていく
という事で気づきの瞑想状態がやってきやすくなる。
ただし、注意点もいくつかある。
続く…