先日の日曜はトップガンをIMAXで観に行った。
ちなみに、木場のIMAXで鑑賞したがやはり席は一番前が良い。
なぜなら、一番前は空いているしIMAXの画面への没入感が得られるからだ。
これが池袋のグランドシネマサンシャインのIMAXだと、幅25.8m×高さ18.9mで約ビル6階分の高さのサイズになってくると前の方は見上げる形になるので話は変わってくる。
しかし、木場くらいの通常の大きさの画面の場合は一番前が個人的にはGood。
映画の具体的なレビューは色々な方がしているので詳しくはしないが、まあ、王道というかなんというか。
前作のトップガンを1980年代のリアルタイムで観た世代にはたまらないだろうな。
実際に映画を観終わった後、となりで話している同年代くらいの人たちの会話が聞こえて来たが・・・
「この映画20回は観れるわ〜」
「木場のIMAXで観ると・・・」
など熱く語っていた。
木場のIMAXでという言葉からすると、おそらくは通常の映画館もしくは他のIMAXで鑑賞済みだと思われる。
実際に私もトムが映画の序盤でバイクのKawasaki Ninjaに乗って滑走路で戦闘機と並走するシーンから・・・
「おお〜 そう言えば昔一度だけNinjaに乗ったよな〜」
といきなり30年以上タイムスリップした感があった。
また、CGを使わずに俳優もスタントを使わずに実際の戦闘機に乗って撮影された映像の迫力は半端ない。
まあ、流石にF/A-18 スーパーホーネットの戦闘機を俳優が操縦するわけではないが、実際に搭乗して撮影しているのは凄い。
私も子供の頃は宇宙飛行士になりたいと思っていたが、小学生の時に富士急ハイランドのジットコースターに乗った時に・・・
「あっ これ無理」
と内臓がせり上がる感覚で理解した経緯がある。
あれが確か4Gくらいだっと記憶しているが、今回の映画では7.5Gから8G。
トムが言うには体重90キロの人では725キロもの力が身体全体にかかってくるという。
その時に脳から血液が押し出され、視界は閉ざされ足に血液が集中する。
だからパイロットは耐Gスーツというものを着用するという。
空気圧で下半身を締め付けて、脳への血液量を確保しようという試み。
そういった過酷なロケを還暦前にスタント無しで行うトムには脱帽。
ということでエンタメ映画としては非常にGoodだった。
ただ、映画に深みがあるかというと特には無い。
観終わった後、歩きながら・・・・
「あれって戦闘機で爆撃する意味あるの?」
「野蛮な国家ってどこよ?」
とAYAが突っ込んでいたが確かにそうだ。
私は兵器とか詳しくないので適当に言ったのだが・・・・
「バンカーなんとかっていう爆弾を垂直に落とせばいいんでない?」
正確にはバンカーバスターという地中まで貫通する兵器や最近だと神の杖というもっとバージョンアップした兵器もあるらしい。
また、こう言った。
「そういった話じゃないんだよ、トップガンは。
そういった兵器を使ったらトムの出番、存在意義が成り立たくなっちゃうじゃん。
トムが戦闘機に乗って活躍して盛り上がる映画なんだからさ」
という話になる。
これは今回のトップガンに限らず、ウルトラマンにしろスーパーマンにしろ敵の存在があるからヒーローが成立するわけだ。
闇VS光
の構造といってもいい。
もっとシンプルにいえば2元的に相対するといってもいい。
それが存在の基本的な構造としてある。
星が輝く為には深い闇である夜空が必要になってくるわけだ。
私達の存在も同じ。
この前、講座のメンバーさんから・・・・
「なんでこの物質的な身体が必要なんですか?」
という質問があった。
答えとしては・・・
「私という本質的な意識を自覚するにはこの身体を含む物質世界にいた方がある意味やりやすんですよ」
という回答。
これを解説すると長くなるので、少しだけ解説すると例えばホワイトボード。
ホワイトボードに黒インクで●を書いたとする。
ある意味、この●を書いた事によって、ホワイトボードの存在が明確になるわけだ。
なぜなら、そこに何も書かれていなければ「ホワイトボード」という存在にはならない。
ただの白い壁状のものという認識になる。
もっと言うと、白いボードになにか他の色で書かなければ白という色自体認識されないという話になってくる。
白は他の色、黒とか青とか赤などの相対する色によって白という認識が起きるのであって、仮に白一色の世界にいたとしたら、他の色は無論だが白という色自体も認識されない。
これと同じように、私達の意識も相対する身体やこの世界というものがなければ、意識自体を認識するのはかなり困難になる。
みたいな話になってくる。
まあ、言ったら覚醒や悟りというのはこの例で言えば・・・
「ホワイトボードの私」
を自覚する状態ともある意味言える。
今回は長くなるのでこれ以上触れないが、とにかく私達の存在やこの世界にはそういう構造的なものがる。