前回は体の不調などを改善する為にどんな栄養素を摂っていったらいいのだろうかという話だった。
まずはどんな栄養素を摂るかよりも、余分なものを体に入れないというのが基本だという話になる。
また、シュガーフリーという食事法というか考え方もあると紹介した。
前回の話。
シュガーフリーとは? 意識を変えるには体から 疲れない体と疲労に効く栄養
ここら辺の話は結構複雑というか深い。
なぜ数多くの健康法や食事法が存在するのか?
例えば世の中にこれだけの食事法や栄養学的なものがなぜ存在するのか?
というのを観てみればわかる。
極論を言えば正解が一つだけなら、食事法も一つだけで事足りるわけだ。
普通はこの辺は正解は一つと決まっている。
例えば学校の試験では正解は一つだ。
また、物理的なものだってそう。
ビルを建てるには基礎はこんだけのものが必要みたいのは、ほとんど計算とか法律で決まっていて誰が設計や建設しても大体同じようなものになるはず。
しかし、食事法とかは全く違っていたりする。
このように多種多様な方法論があるということは正解は一つでは無いという事になる。
カーニボア・コード
例えばこの前本屋で…
「医師が唱える超食事・大革命 カーニボア・コード」
という本を読んだ。
どのような内容かというと…
1、「肉」「魚」「卵」はたっぷり食べていい
2、「野菜」「ナッツ」は減らす
3、7時間の間に「2回の食事」をとりあとは食べない
というようなものになっている。
ちなみに、これを書いたポール・サラディノという人はお医者さん。
野菜は毒である
一言で言えば植物は毒だから肉だけ食べなさいみたいな話になっている。
「えっ 嘘だろう?」
と思うかもしれないが、理路整然と書いてあるを読むと自分でその食事法をするかはともかく…
「なるほど、なるほど」
となってくる。
なぜなら、以前、波動系の勉強をしたことがあった。
農薬と無農薬の野菜の波動比較
ダウジングなどを使い体に良い食べ物や悪いものを見極めていくというもの。
その時に講師が…
「農薬を使った野菜と無農薬の野菜、どちらが体にいいと思いますか?」
というテーマで波動をチェックするということをやっていた。
普通は無農薬がいいと思うのだが、波動判定の結果はなんと…
「農薬を使った野菜」
という結果に。
野菜のアクの正体
なぜなら、農薬を使った野菜は使うときに洗えば表面についた農薬は除去出来るが、無農薬で作った野菜は毒素を持っているという話。
なぜなら…
- 虫に対抗する為
- ウィルスや細菌に対抗する為
に野菜は毒素を自分で作り出している。
だからほとんどの野菜は根や茎や葉っぱに毒素を持っている。
いわゆる「アク」と呼ばれるもの。
野菜を茹でると沸騰した時にアクが出てくるが、アレである。
成分的には…
- シュウ酸
- ホモゲンチジン
- アルカロイ ド
- タンニン
- 塩分
などが毒の成分だとされている。
この毒の成分が人体に入ると様々な弊害があるとされている。
だから、無農薬で元気に育った野菜ほどこのアクが有能というか活性化しているわけだ。
それに対して農薬を使ったもの、まあ、これも農薬の種類や使い方、量にもよるだろうが、適切に使われたものは野菜の毒がそれほど無いという話になってくる。
ナッツはカビ毒
野菜だけでなく、ナッツなどもカビ毒などがあるとされている。
マイコトキシンやアフラトキシンと呼ばれるもので、量にもよるが過剰に摂取すると肝障害や癌の原因にもなるという。
なので、肉だけ食べるのが健康的だと提唱するカーニボア・コード著者のポール・サラディノ氏は野菜や穀物も有害だし、肉だけが正義みたいな本を書いたわけだ。
実際に自身が医師なので豊富な臨床例もあるらしい。
パレオ食やケトジェニック
まあ、ここまで極端ではないが10年くらい前から流行っているパレオ食や最近ブームのケトジェニックなども…
「野菜や穀物よりは肉や脂肪を食べる」
的な風潮がある。
この辺の話をすると非常に長くなるので今回は端折るが、とにかく…
野菜=健康
という一般的な私達のイメージとはかなり違うよねって話になってくる。
「それじゃー野菜がいいの? 肉がいいの? どっちなの?」
という話になるが、結論を言えば…
「その人の体質による」
という話になる。
遺伝子によって何が合うか違う
もう少し詳細に言えば…
「その人の遺伝子による」
という話になってくる。
だから…
- ベジタリアンになって調子が良くなる人
- 肉中心が合っている人
- 米をたくさん食べて元気になる人
- 米やパスタを食べると体にダメージがある人
などは遺伝子によって決まっている。
これは食べ物だけでなく酒やタバコなどの嗜好品もそうなる。
今は禁煙ブームだが、遺伝子のタイプによっては喫煙が合っているタイプもあるという。
宗教的なベジタリアン
ちなみに、ヒンドゥー教では菜食にするべきだという戒律がある。
特にジャイナ教などは厳しくて厳格なヴィーガン的な食事をする。
ただ、これは体に良いからやるというよりも、生き物を殺さないという意味で行うのであって、必ずしも全ての人にとって体に良いとか効率的な方法だという話ではない。
ということで、◯◯こそが正しい食事というものは存在せずに人によって変わってくるというのが答えとなる。
ただしだ。
結局は
確かに人によって、遺伝子によって体に合うか合わないか?
病気になりやすいかなりにくいかというのは決まってくるわけだが、基本的なベーススラインというのは存在する。
それが前回もお話ししたような…
- 加工度が高いものは避ける
- 糖質過多なものは避ける
というのは共通になってくるという話になる。
これは個人の体質や遺伝子ウンヌン以前の問題として、生物としてその食物が合うか合わないかという問題になってくるからだ。
ちなみに、今日は肉食の話をしたが私の場合は菜食にしている。
菜食と言ってもたまに魚を食べてしまうのでベジタリアンとも言えないが。
その代わりケトジェニックとベジタリアンを足して2で割ったようなヘンテコな感じになっている。
例えば…
続く。