麹の甘酒と除夜の鐘
今日は2020年の元旦。
コーヒーと豆乳を飲んだあと、この文章を書いている。
つい数時間前は近くの神社にお参りして甘酒を頂いた。
普通はあのようにお祭りやイベントで配る甘酒は酒粕が多いが、昨日頂いたものは米麹の甘酒だった。
これは小さな感動。
なぜなら、アルコール1%でも酔ってしまう体質なので米麹のアルコール0%は嬉しい。
以前、ヴィパッサナー瞑想をしている時、10日間のリトリートという合宿形式で瞑想をした時の話。
ぶっ続け+沈黙の行での瞑想が終わり、最後にご苦労さん会風の集まりがあった。
そこで甘酒が登場。
ちなみに、仏教では酒を飲んではいけないという戒律がある。
しかし、甘酒は酒ではないという。
「そういうものなのかな」
と思い出された甘酒を頂いた。
一口飲んで・・・
「うっ酒だ」
となった。
酒飲みにはわからないだろうが、奈良漬けや粕漬けを一切れ食べただけで酔ってしまう私にはわかる。
体内のアルコール検知機が発動。
「酒粕の濃いやつの甘酒だ」
というような20年近く前の記憶が甦る。
その麹の甘酒を頂きながら、除夜の鐘が響く街並みを歩く。
いつもの元旦だった。