北海道美瑛町の風景
前回は悟ったらどうなるかシリーズ3話目でアバター(神の化身)の話題にも触れた。
また、24時間の「快」に浸り切るわけでは無いという話もした。
前回のお話 幸せの正体とアバター
悟りの見分け方3 幸せの正体とアバター 神の化身とは
今日はその続きで…
悟ったら自分の望むように自由になる
という部分について。
何を本当に求めているのか?
これも部分的に正解だが、決して今の自分が思っているような自由になるわけでは無い。
まず、最初に見るべきは…
「何が自分が本当に求めている事なのか?」
という部分である。
我々一般人は悟ると…
- 自分の望みが叶う
- 人間関係も円滑になる
- 恋人や伴侶が出来る
- 仕事もキャリアアップ
- お金も自由に
などのイメージがある場合がある。
しかし、よく考えて欲しい。
お釈迦様はどうなったか?
イエス・キリストはどうなったか?
磔になるケース
お釈迦様だって元は王族だったわけだ。
物質的には何不自由ない暮らしがどうなったか?
イエス・キリストだって最後は磔にされてしまったわけだ。
また、テーラワーダの仏典などでも悟った後に死んでしまう逸話が結構ある。
まあ、聖者やイエス・キリストなどはレベルが高くて私達一般人とは違い、より厳しい人生を歩むので、私達は悟りに向かったからと言ってそこまでハードな展開にはまずならない。
魂が求めるものが…
だから、そんなに心配はしなくてもいいのだが、そうやって見てみると…
「真我を開発してあなたを豊かにしましょう」
みたいな、スピリチュアルをやると、なんの問題もなく豊かになれます的はどうなんだろうという話になってくる。
そうではなく…
「本来の自分の求めているものが実現する」
と言い換えた方が正しい。
例えば…
「お金の心配しなくていいほどの蓄えがあって、南の島でのんびり暮らせたらいいな」
みたいな願望はよく聞く。
これはこれで悪くない。
ただ、あなたのカルマというか本質的な魂が…
「この世界でチャレンジしたい、多くの人々と関わりたい」
と思っていたら、表面的な自分がノンビリしたいと思っても、なかなかそうはいかないという話になってくる。
思っていたのと違う
例えば、仕事が上手くいったり、何らかのラッキーな出来事でいざ南国に行って日々海を見ながらゆっくり暮らしても…
「あれっ全然思っていたのと違って退屈だわ、帰るわ」
みたいに戻ってきてしまったりする。
つまり、本質的な自分が望む状況にはなるが、それは表面的な自己が夢見ることとは違うケースがあるという話になってくる。
表面的な自己はノンビリと何の波風も立てずに平穏に暮らしいと思っても、本質的な魂が違う望みを持っていると、そちらの方が優先されるという話。
まあ、言ったらこれは悟りを求めていようがいまいが起きる現象ではある。
なぜなら、その為に私達はこの地上に出てきたからだ。
ではどうやったら本質的な自己の望みを知る事が出来るのだろうか?
本質的な望みを知る方法
これには色々な方法がある。
最も簡単な方法としては…
子供や10代の頃は何に興味があったか?
というのが一つの目安になる。
なぜ子供の頃かというと、大人になると色々と余計な情報が入ってくるからだ。
他人のノイズ
例えば、ネットやテレビなどを見ていると…
「◯◯で生きた方が素晴らしですよ」
みたいな情報で溢れている。
例えば南の島でノンビリという話が出たが、今風に言えばFIRE(ファイア)だ。
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で経済的自由を獲得して早期リタイアしようという風潮が欧米を中心にあり数年前から日本でもブームになっている。
やっぱり人間楽をしたいので、出来る事なら仕事などせずに金融投資でもしてFIREしたいわけだ。
まあ、それが別に悪いわけではない。
魂の方向性がFIREを望んでいるケースだってあるわけだ。
しかしながら、多くの場合は異なるケースが多い。
そういう場合、ネットやテレビでそういう情報に接しすぎると…
「FIREか、いいな〜私もそうしよう」
と思ってもなかな思うようにいかないし、仮にそうなったとしても満足出来ずにまた働き出したりする。
今、仮にFIREの話を出したが他の話でもそう。
大鶴義丹 北海道で心霊体験
例えば田舎暮らしとかも流行っているが、魂の方向性が求めていなければ田舎暮らしを始めても直ぐに帰ってきてしまう。
先週、偶然に大鶴義丹の北海道暮らしの話をネットでやっていた。
大鶴義丹 北海道でトラブル続出 霊能力に目覚め怖くなり酒に走る
このように夢の北海道ログハウス移住も本質的に向いていなければ悪夢の体験へと変貌したりする。
FIREにしろ田舎移住の話にしろ、とにかくメディアや他人の夢に影響されすぎてしまっている。
余計な情報が入ってきすぎてしまっているわけだ。
子供の頃の傾向
しかし、子供の頃に夢中だったり好きだった事というのは比較的そう言ったノイズが少ない。
だから、子供の頃…
- 好きだったもの
- 夢中になったもの
- 落ち着いたもの
などを思い返してみると、もしかしたら新しい発見があるかもしれない。
それがあなたの魂のベースにある願いかもしれない。
次に…
続く