前回は霊言について軽く紹介した。
前回のお話
霊言と平井和正と真夜中の呪い 前編
今回はその簡単な実践方法をシェアしていこう。
霊言とは
その前に霊言というのを少しだけ解説すると、この言葉自体は心霊研究家の浅野和三郎氏が訳した言葉と言われている。
この浅野和三郎が訳したスピリチャリズムは19世紀から起こったもので、当時、アメリカやイギリスでブームになったもの。
もともとはキリスト教で言えば「異言」といって、祈りによって恍惚状態となった信者に聖霊が宿って天の言葉を通信するというものが有名。
ただ、まあ言ってしまえばそれ以前から霊からの通信を受けるというのは昔からあった。
シャーマンとかなどもそういうカテゴリに入るだろう。
日本で言えば卑弥呼とか恐山のイタコとか。
だから、こう言った他の存在からの通信自体は言葉やスタイルが若干違えど、昔からどこの国でも行われていたものとも言える。
近年で有名なのがエドガー・ケイシーだろう。
エドガー・ケイシーは未来予知や治療系で多くの通信を行なった。
また、最近で言えばバシャールなどの宇宙人系も、実際に宇宙人だかどうかはともかく、通信系ということで同じカテゴリに入る。
また、その通信(霊言、異言、お告げ、チャネリング、リーディング)のスタイルもそうだが、情報の精度もかなりバラツキがある。
エドガー・ケイシーのようにかなり正確なものから…
「なんだそれ、ヤラセだろう」
に感じるものまで様々なバリエーションがある。
見えない情報ソース
ざっくりと言って仕舞えば、その情報のソースが…
- 霊界(天使、神、精霊、故人)
- オーラなどのリーディング
- 宇宙人(プレアデス、オリオン、シリウスなど)
- 自分の潜在意識
などに違いがあるだけで、とにかく肉眼では確認出来ない目に見えない存在から情報を取得しているという点では同じとも言える。
シンプルに言えば…
自分←見えない情報ソース
という図式になる。
本当に自分の頭の中だけで考えているのか?
しかし、ここで一つ考えてほしい事がある。
自分←見えない情報ソース
ということは…
「自分の考えや感情は自分の中で発生している」
という前提で考えていると思う。
まあ、普通はそうだ。
この頭や体の中が自分で、皮膚から外が他だという感じだと思う。
つまり、自分の中に沸き起こった考えは自分の脳がなんらかの作用で生み出したものだという考え方。
しかしである。
果たしてそうであろうか?
自分の考えは本当に自分だけに限定されたものだろうか?
気分や湧き上がる感情は自分のものだけであろうか?
例えばこんなこをあなたは経験していないだろうか?
- 鼻歌を歌おうと思ったら、そばで同じ曲を歌っている人がいた
- ある人の顔が浮かんできたら、電話やメールがきた
- 夢で見た光景を現実にも見た
- 体調が悪い人のそばにいると自分も苦しくなる
- 楽しい人のそばにいると自分も楽しくなる
これらはほんの一例だが、私達が想像する以上に「自分」としての枠というか境界線は曖昧な事が多く、気づくかどうかは別にして他人や環境から情報を拾ったり影響されていたりする。
この辺の感覚が敏感なケースが以前取り上げたようなエンパシータイプの人。
ただし、鈍感というか普通の人でも、意識出来ないだけであって影響は受けている。
この辺の自分以外の情報ソースを意識的に行うのがRV(リモートビューイング)や一部のヘミシンクなどの技術と言ってもいい。
だから、このような一連の霊言・RVも誰でも出来ると言えば出来る。
もちろん、他の分野と一緒で上手い下手や適性があるかなかの違いはあるが、誰でも出来るとも言える。
ということで、実際に簡単なやり方を紹介してみよう。
ライティングでリーディングする方法
色々なやり方があるが今回は書く方法。
なぜ書く方法かというと、喋るのと比較して一旦「手で書く」といワンクッションが入るので、比較的落ち着いた感じでやりやすい。
また、喋るのと比較して自分一人でやりやすい。
ステップ1
紙とペンを用意する。
キーボードの方が自然で打ちやすい場合はPCなどのキーボードでもOK
ステップ2
準備運動として、まずは普通に文章を書いてみる。
なんでもいいので、例えば…
「今日は金曜日です。 天気は曇りです。」
みたいな感じで天気や今日の予定でもいい。
とにかく、指と脳の神経を繋げていく作業を行う為に指を動かしていく。
ステップ3
コンタクトをとりたい存在を想定する。
一番やりやすいのは自分のハイアーセルフ的なものを想定してみるといい。
今の自分より一段上に上の次元に存在していて、自分を見守ってくれる存在。
昔の言葉で言えば守護霊や指導霊という感じでもOK。
ステップ4
質問をしてみる。
例えば…
「◯◯について、もっとこうした方がいいというところはありますか?」
みたいな質問がいい。
出来るだけ肯定的な質問が望ましい。
肯定的な質問というとは…
「◯◯を改善するためにどうしたらいいですか?」
というようなもの。
反対にやらない方がいい質問というのは…
「なんで自分はダメなんだろう」
みたいな質問はやらない方がいい。
ステップ5
そこで、最初はハイアーセルフになった「つもり」で適当に書いていく。
最初は本当に…
「こんな感じなんだろうな…」
ぐらいな感じでいい。
そうすると、意外なことに書き進めていくうちに…
「あれ? なかなかいいアドバイスだな」
とか…
「こんなことを書いたんだ、予想と違う」
などの文章を書いていくかもしれない。
ステップ6
書いた文章を検証してみる。
ちなみに、今書いたものは自分の頭の中で考えていたことかもしれないし、もしかしたら湧き出るように自然と書いたものかもしれない。
また、情報の質もごくごく普通かもしれないし…
「こんなこと知らないのに当たった」
という場合もあるかもしれない。
どちらにしても、疑うでもなく信じるでもなく、一旦保留するというスタンスが大事。
よく…
「私は◯◯のチャネリングをしている」
という場合もあるかもしれないが、頭の先から尻尾まで例え当たっていたとしても信じない方がいい。
以上が簡単な書くリーディングの方法。
続く… かも?