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ヒーリング(癒し)のメカニズムとは

ヒーリングについてご質問を頂くので今回はこの話題について。

最初に結論。

 

「ヒーリングは常に起こっていて、それを阻害しているのは私達の思考や感情」

 

という事が出来る。

 

「リアルさん、ヒーリングは常に起こっているってどういうこと?」

 

と思うかもしれない。

 

例えば木で説明すると、木というのは物凄く複雑で完璧なシステムで成り立っている。

根っこから水分を吸収して、それを幹や葉まで送り、葉っぱでは光合成を行なっている。

その光合成によってブドウ糖を作ったり、根から吸収した水分と栄養によりアミノ酸を作り出している。

 

今は一本の木についての話だが、林や森として木をとらえた場合、木々はコミニュケーションを取り合っているというのが近年の研究によって明らかにされている。

 

木々は地面の下の根っこによって菌類によるネットワークを作り、互いにコミュニケーションをとっているというのだ。

 

根には菌根というものがあり、炭素・窒素・リン・水・防御信号・アレル化物質・ホルモンなどを言葉として「会話」をしているという。

参照URL
https://gigazine.net/news/20180101-trees-language/

 

これらの仕組みが科学的が発達した現代においても完璧に再現する事が不可能なほどの「自然の知性」によってオートマチックに行われている。

 

今は木の例でお話したが、私達の周囲の自然そのものが人智を超えた知性によって発展、維持されている。

つまり私達人間は…

 

「人類は進化した存在だ」

 

と思っていても、それは膨大で深淵な知性や法則にチョコンと乗っかただけの存在でしか無いとも言える。

 

この知性は私達の身体にも、もちろん浸透している。

 

例えば切り傷を負った時には既に癒しのプロセスが始まって治癒に向かっている。

 

これは切り傷だけでなく、様々な病気(身体的・精神的)においてもそう。

 

先ほどの木で解説したように、私達の身体も独自な知性・癒しのパワーを持っている。

 

ただ、その癒しが阻害されるケースがある。

 

それが私達の持つ思考や感情の存在。

 

例えばの食事の時に経験した事は無いだろうか?

 

ご飯を食べて普通にしていれば、私達の身体は食べ物を分解・吸収・同化(体の一部にする)ことを自然としてくれる。

自然なプロセスとしては、ご飯を食べて…

 

「あー美味かった!楽しいね!」

 

みたいな感覚になって、実際に身体は栄養によって養われるわけだ。

 

しかし、ここで食べている時とか食後に激しい怒りの感情が起こったり、実際に喧嘩したとしよう。

そうすると、消火不良が起こって食後に気持ち悪くなったりするわけだ。

 

それが日常で常態化化すると、胃潰瘍とか心臓系のなんらかの病気になる確率が高くなってくる。

今は食事を例に出したが、私達の生活・人生全般において…

 

・偉大な自然の知性がある
・私達もその一部である
・癒しも自動で起こる
・思考や感情がそのプロセスを阻害する

 

という事が言える。

瞑想や祈りがどこに効くのかというと、この思考や感情のバグを修正して元の流れ(摂理・法則)に戻すという事が言える。

 

もちろん、ヒーリングの技法によってはエネルギーが入ったり抜けたりする現象は起こるが、基本的には私達に内在する自動的な癒しのメカニズムが起こるだけとも言える。

 

次にヒーリングと覚醒・悟りの関係について見てみよう。

続く…