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クリシュナムルティと団体とフラット化

私は講座などを開催する時に気をつけている事がある。

講座の開催だけでなく、活動というか仕事全般で意識している事。

それは、参加者さんを中心に考えながら教えたりフォローしたりするという事。

「リアルさん、そんな事は当たり前じゃないですか」

と思うかも知れない。

しかし、私自身今まで生徒として色々なところへ行った事がある。

これは瞑想などの精神世界分野もそうだし、仕事のスキルを学びに行く事もしばしばあった。

団体が中心に

そこで様々な事例を目にするというか・・・

「これはマズいんじゃないか?」

「ここはこうした方がいいんじゃないか?」

というのは色々と感じた事がある。

例えば組織や団体、または主催者が中心になりすぎしまうケース。

もちろん、なんらかの団体に行ってメソッドを学ぶわけだから、そこの団体なり主催者が中心になるのは当然と言えば当然の事である。

しかし、それが強すぎて振り回されてしまうケースが良くある。

例えばの話。

あれは30代の頃。

ああ、マズイ。

愚痴になってしまいそうなのでやめる。

私に直接会う機会があったら話すかも知れないが、ネット状ではやめておこう。

クリシュナムルティ

まあ、こういう事は精神世界に限らずあるあるである。

だからクリシュナムルティなどは組織も作らず弟子もとらずという主義だったらしい。

「リアルさん、クリシュナムルティって誰ですか?」

と思う人もいるかも知れないので、簡単に説明すると

リードビーダが見つけた天才少年。

リードビーダというのは「チャクラ」の本で有名。

卓越した霊視者だったリードビータが川辺で座っている少年、つまりクリシュナムルティのオーラを観て・・・

「おお〜彼こそが私達が待望んでいた世界教師に違いない」

ということで神智学協会(ブラヴァッキーが設立)にスカウトした事で有名。

当初、彼は体も弱く勉強もしない子供だったが、後に頭角を表し始める。

後にクリシュナムルティは25歳で「星の教団」のグルになる。

まあ、スピリチュアルの教師の中でもサラブレッド中のサラブレッド。

この星の教団は世界中に3万人の会員がいたとされている。

しかし、その星の教団をあっさりと解散。

その時・・・・

 

「真理は、そこへ通ずるいかなる道も持たない領域である。

真理は限りないものであり

無制約的なものであり

それゆえ、ある特定の道をたどるように人々を指導し

あるいは強制するようないかなる組織も

形成されるべきではない」

 

と宣言し解散。

ということで、このような感じの聖者がいたわけだ。

まあ、何事もメリット・デメリットはあるもので、このクリシュナムルティの形態、組織を作らず弟子もとらずという方法にもデメリットはあるだろう。

ただ、一つの例として・・・・

「組織化すると弊害もあるよ」

という事例だとも言える。

カルマ解消の舞台装置

まあ、なんというか。

特定の意識状態に至ったり、また基本的に善意の人々の集まりでも人間としてこの世界に存在している以上は完璧な人というのはいない。

なんらかの癖だったり先入観だったり誤解や軋轢はどんなところでも生じるわけである。

これは会社組織なんかもそうだと思う。

ただ、こういった精神世界というか宗教分野はそのマーヤ度がもっと強い。

まあ、その中で揉まれながらカルマ解消させて頂くというのが人間としての修行の実情なのだろう。

カルマ解消の為の舞台装置とも言える。

これは夫婦や親子とか家族関係にも言えるが、その中で揉めるプログラムが発動して、その人の過去生のカルマが解消したり、未来を形作る燃料(感情や意志)にするケースがある。

そういった意味でいえば、そういった悪的な存在(あくまで当人の主観ではあるが)によって浄化されるわけだから、大局的にみればそれも神の計らいという事も言える。