また最近、芸能人の大麻報道がニュースで取り上げられている。
今回は伊勢谷氏。
私はあまりテレビや芸能に詳しく無いが、最初に伊勢谷氏が出ている番組を観たのは確か龍馬伝の時だった。
2010年のNHKの大河ドラマで主役の坂本龍馬を福山雅治が演じた時。
高杉晋作役で登場してキレッキレの雰囲気。
「なるほど、こういう感じのイケメンが大河ドラマに出るんだ~」
というイメージだった。
今回の逮捕については色々な意見が出ている。
「周りに迷惑かけて絶対にアウトだ!」
というものから、吉永小百合は・・・
「こういうことを乗り越えて、また撮影の現場に帰ってきて欲しいという風に、今思っています」
とか、高樹沙耶は・・・
「カナビスはその必要な一つ。多分話題の彼も同じ気がする」
まで、様々な意見というかコメントはあると思う。
今回は瞑想と大麻という事で個人的にどう思うかというを簡単に述べよう。
瞑想に興味がある人は大麻に興味があるケースが多い。
大麻というか、意識を変容させるものに興味と言い換えた方がいいかな。
今まで私の周りでも大麻とかマジックマッシュルームとか、アヤワスカやもっとヘビーなDMT系を使っている人はいた。
これは時代的なものもあると思う。
15~20年くらい前はマジックマッシュルームは確か違法ではなかったと思う。
いや、厳密に言えば薬局で売るほどは合法では無いが、コッソリ売っている分にはお上も見逃していた。
渋谷とかネットで売っていた。
面白いのが売り方で、ネットの場合・・・・
「この植物は観賞用です、絶対に食べたり服用しないでください」
と注意書きがあって売られている。
これはあたかも熱湯風呂に・・・
「押すなよ、絶対に押すなよ!」
と言いながらまたがっているテレビジョッキー(という番組があった)のダチョウクラブ方式だった。
マジックマッシュルームだけでなく、DMTなどの強力なドラックも売っていた。
ちなみに、最初に言っておくが私はNoドラック派だ。
酒も飲まない(飲めない)
だから、ハーブやケミカル含めドラック系はやっていない。
これには2つの理由がある。
一つには最初に瞑想を習った10代の時に言われたからだ。
18歳の時にTM瞑想というのを習ったのだが、その時・・・・
「大麻を一回吸うと3年分の瞑想の効果が台無しになります」
とマハリシ(TM瞑想の創設者・グル)が言ったという話がある。
私はその時、インストラクターに・・・
「タバコは大丈夫なんですか?」
と聞いたが、タバコは吸わない方がいいにこしたことは無いが、大麻は神経系統をズタズタにするからよろしく無いとのこと。
もしかしたら、道徳的というか戒律的な事で、そういう決まりがあるから大麻はダメと言っているのかもしれないと思ったが、私は素直な性格なのでリスク回避ということでチャンスがあっても吸っていない。
二つ目の理由として必要ないからだ。
大麻やマジックマッシュルームをやった体験談を聞いても・・・・
・多幸福感を感じたり
・視覚や聴覚、味覚が変化したり
するぐらいで、ハッキリ言って私が体外離脱した時の体験の方が強烈だったので、ほとんど興味はなくなった。
瞑想もサマタ力が強くなれば光は出てくるし、色々な体験は起こってくるので、そう言った感覚を拡張する必要性も無いとも言える。
また、最初の理由(大麻は神経をズタズタ)に戻るが、最近の研究ではTHCが良く無いらしい。
THCとはテトラヒドロカンナビノールの略でこれが色々ヤバイらしい。
https://www.pharm.kyoto-u.ac.jp/channel/social1.html
事実、THCを取り除いた大麻の抽出成分ではるCBDは許可されていて、これを読んでいる人も試したことはあるだろう。
特に大麻の栽培法によってはTHCの成分をドバッと大量に仕込めるらしく、そういう製品も出回っているらしい。
ということで以上が瞑想者としての大麻に思うところ。
更にいうなら、大麻が良いとか悪いとかいう話の前に・・・・
「なぜ、それを使いたいか?」
というのが一番大事。
扱うもののパワーが強ければ強いほど、その前提条件が問われる。
・興味本位だったり
・単に刺激が欲しかったり
・満たされない●●の為に使ってみたいだけだったり
という感じだと、バッドに働く傾向がある。
これはどういう事かというと、酒でもそうだが、その人の封印されているものが解き放たれる。
普段は大人しくていい人なのに、飲むと嫌な奴になったり酷い場合は酒乱になって暴れたり。
「あーお酒が悪いのね」
という風になるが、お酒はお酒であってただの外部的なパワーなわけだ。
暴れたのは本人の問題。
その人の本質といいうか、少なくとも秘められていた性向が露わになっただけ。
大麻のTHCとか、その他のドラックはその酒よりもっとパワフルな場合が多い。
だから・・・・
「そもそも何の為にそれをやりたいのか?」
という前提にノイズがあると、それが拡張するという話。