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スターパティヤヴェーダ インド風水と瞑想ブーム

今回はインド風水であるスターパティヤヴェーダについて。

私がマントラ瞑想というものを知ったのは10代の頃だった。

1980年代の瞑想ブーム

本でTM瞑想というものを知り18歳の時に確か渋谷でTMのマントラをもらった。

かなり昔(37年前)なので記憶が少し曖昧だが、当時は瞑想ブームだった。

もう故人となったが船井総研の船井さんが本を出していたり、今考えると信じられないがスポーツジムでもTMを取り入れているところとかもあった。

また、会社経営者でもTMを社内研修に取り入れているケースも多かった。

自宅の近所にアイワールドという安売りで有名なディスカウントストアがあったのだが、確かそこもTMを取り入れているという記事を目にした。

今でこそ「シリコンバレーのマインドフルネス」みたいな欧米のエリート層が瞑想やってるのでやりましょう的な流れがあるが、実は1980年代は瞑想ブームだったわけだ。

有名なところでは京セラの稲盛さんがTMに深く関わっていたこと。

稲盛さん自身もマントラ瞑想やマハリシのアーユルベーダなどを愛用していた。

スターパティヤヴェーダ 那須のTM施設

ちなみに、栃木県の那須に結構大きなマハリシの研修施設があるが、あれも稲盛さんの口利きがあって実現したという話。

下の画像がそうだが結構な規模

スターパティヤヴェーダという古代インドの建築学に基づいて建てられた日本初の建築物。

客室56室、大食堂150人、大会議室100人収容可能で、東西93m、南北95mと木造建築物の床面積(4,838m2) という規模のもの。

私も瞑想しに何度か行ったことがあるが、なかなか素晴らしい。

特にシディの合宿に行った時は顕著だった。

TMシディの体験談

それまでの瞑想はどちらかと言うと静寂がメインだった。

瞑想すると呼吸と思考が静まり、なんとも言えない静寂の空間に安らぐみたいな。

しかし、この頃から一変した。

光のウネリに飲み込まれるような状態になった。

光というのは例え話で言っているのではなく、実際にドッカンドッカンやって来る。

例えるなら海水浴場で遊んでいて、大きな波に飲み込まれて上下がわからなくなって流される感じに近い。

また、瞑想時と普段の境目が薄くなり、瞑想しようと思って座っただけで光がビンビンやって来るようになっていた。

また、あんまり詳しくは話せないのだが、スートラというものを使って瞑想する。

その際にスートラによって光や周りの空間や自分の体が変化するような感覚になる。

もちろん、この物理的な体が変化するわけではないが、感覚的にはこの体が変形して違う形になっていく。

これもスターパティヤヴェーダの影響がおそらくあったのだろうと思われる。

もっとも、本当の意味でこのシディテクニックの本質というか、体でわかり始めたのはその後10年以上の時間が必要だったが、基礎的なマントラとスートラはこの時体と意識に刻印された感がある。

話が若干逸れたというか、スターパティヤヴェーダ内での瞑想体験談になってしまったが、とにかく過去にも瞑想ブームがあったという話。

しかし、某団体の事件があり瞑想やヨガは怪しいものというイメージが定着し瞑想ブームも衰退。

最近でこそマインドフルネスブームで瞑想やヨガがまた盛んに行われるようになってきた。

しかし、組織にもサイクルというか興亡や衰退があるのだろう。

あれだけのブームだったTMも創始者であるマハリシ・マヘッシヨーギが亡くなられて以前ほどの勢いが無くなったのも寂しいものがある。

インド風水の原理

ちなみにTMの那須のスターパティヤヴェーダの話が出たので、少しだけその話をしよう。

スターパティヤヴェーダというのはいわゆる風水。

ただ、中国式の風水ではなくインド式。

どこがどう違うのかを一つだけ書くと東向きか南向きかというのがある。

スターパティヤヴェーダでは玄関や座る向きは東が良いとされている。

なぜか?

それは地球の回転方向。

乗り物に乗る時はどちらかというと進行方向に向いた方が具合がいい。

それと一緒で地球の進行方向は自転方向からいくと東になる。

だから、東向きに玄関があったり、その方向を向いて座るといいという話。

スターパティヤヴェーダにはそういった決まりがいくつもあり、その法則に従った方がいいよという体系。

これは玄関とか部屋の配置だけでなく、どういった土地を選ぶ(傾斜や形、道路)かから、家を選ぶときに太鼓や叫び声がしたら見送るとか、色々なルールがある。

また、運気はスターパティヤヴェーダで7〜8割決まるとも言われている。

あんまり話すとマーヤな領域ではあるが、デメリットとしては簡単に理想通りの風水には出来ない事だ。

そう簡単に引っ越しや改築は出来ない。

結局運気と同レベル

また運気が悪い場合、良い物件を選ぼうと思っても無意識の内にそれなりの運気にあった物件になってしまう。

以前、運気が悪いという相談を受けた。

話を聞いていると、風水的に良くないと霊能者に言われたという。

「具体的にどうなの?」

と聞くと、安眠できないという話。

寝る前より寝た後の方が疲れているという。

霊能者が言うには寝ている時に青い霊体が集まって精気を吸っているという。

「それは困ったね、どれどれ」

と言う事でLロッドと言うエネルギーを探査するもので部屋の見取り図を書いてもらって見た。

「もしかして、ここに寝てない?」

とLロッドが示した位置を聞いてみると、その部屋に寝ているという。

Lロッドで波動にノイズがあった部屋だった。

話を聞いてみると、風水的なものも少し参考にしたが、結局はその物件を選んでしまったし、寝室も一番ヤバめの部屋に寝ているという状態に。

何が言いたいのかというと、本人的には風水で改善したいと思ってもなかなか難しい場合があると言う話。

先にお話したTMの那須のセンターも風水的には完璧なはずなのに、あまり使われないので今は一時休業中みたいな話にもなってくる。

まあ、風水的なものも出来ないより出来た方がいいかもしれないが、繁栄するも凋落するも最終的には神の御心みたいな話にはなってくる。