前回は瞑想やスピリチュアルな道では進んでいくに従って戒律が出来ていくという話だった。
その戒律は神との約束だという話だった。
前回の話 瞑想で気を付ける…
今日はその続きから。
ちなみに、この神との約束というような言い方をすると、何だかとても特別というか宗教っぽいように聞こえる。
生命の贈り物
確かにそういう側面がある。
特にマザー系の道においてはエネルギー的な影響や現象世界との繋がりが強く働くのでその傾向が高い。
しかしだ。
ぶっちゃけた話、瞑想をしていようがいまいが、スピリチュアルや特定の宗教を実践していようがいまいが、私達はこの神との約束というのをしてこの地上にいるという話になってくる。
例えばの話、ヒーリングでは「生命の祈り」というのがある。
これはアメリカでマットレスの会社をやっているハワード・ウィルズという人が1974年に啓示を受けて「生命の祈り」という言葉にまとめたものである。
このハワード・ウィルズさん曰く…
「問題や苦しみはその人自身や血筋による遺伝的ものがコード化(カルマ)したものであるから、神に許しや助けを請うことで、常に降り注いでいる神の祝福を受け、解消する事が出来る」
という。
これなどもこの前お話したDNAのスイッチの話に通じるものがある。
でだ、このハワード・ウィルズさんのヒーリング能力が凄まじい。
Amazonで「生命の贈り物」と検索すると本が出てくるので、気になったら読んでみるといい。
超絶的なヒーリング能力
また、ある意味ユニークだ。
本を読んだうろ覚えなのだが、確か末期の癌患者をヒーリングした時の話。
その癌患者は麻薬の常習者か何かで、ヒーリングとしてはこの生命の祈りという言葉を唱えさせるのと、麻薬はもうやらないと神に誓うという2つ。
それで短期間のうちに劇的に癌から生還。
ただし、この麻薬はやらないという神との約束を破った場合、ガンが再発してしまうという。
これはヤク中毒の癌患者だけでなく、他の病気もほぼ一緒。
事故の怪我や病気のほとんどは何らかの行為や心理状態と相関関係があるという。
- 麻薬中毒
- アル中
- 暴力(他人と自分に対しても)
- 詐欺
- 窃盗
- 悲観的すぎる思考
- 激しい怒り
- 許さない気持ち
などなど。
これらの意識や行動を更生すると共に、生命の祈りを唱えて神と約束する。
神との約束
約束というのは一言で言えば…
もう今までの行動は改めて良い行いを出来るようにします。
みたいなシンプルなもの。
何かどこかにいってお供え物をするとか、儀式をするとかそういうものでは無い。
それによって神が許す結果、数々の奇跡的なヒーリングがほぼ瞬時に起こるらしい。
瞬時というのは…
複雑骨折を瞬間的に治したり、ガンで後1~2日の命と宣告された人が1時間半で歩けるよになり、20日で全快した話などが本では紹介されている。
これは前に昏沈睡眠の話をしたが、何をやってもダメで瞑想が進まない場合に推奨されたのが懺悔という祈りだった。
これはヴィパッサナー瞑想なので懺悔はブッダに対して行うが、心からの懺悔によって過去の大酒飲みだったカルマの影響である昏沈睡眠から脱した例があるという。
この心からというのがミソで、懺悔や生命の祈りにかかわらず神や神聖な存在と繋がるには心の底からの祈りや誓いを行う必要がある。
ただ、表面的にやった程度だと効果もそれなりという話になってくる。
そうすると生命の祈りの本に出て来たような、今まで犯罪者だったりして特に宗教的なものは信じていな人の場合でも病気や怪我を治したいために心から改心して悪習を絶ち、祈りをして神に向かっていくと奇跡的なヒーリングや改善が起こるという話。
まあ、この辺はその人のカルマとの兼ね合いというのもあるので、本にあるような展開に全てなるわけではないだろうが、少なくとも心理的には楽になる。
私も昔、インド人の占星術師と話した時に宝石の話になった。
インド占星術では運命改善の為にチャートに応じた宝石を身につけるのが推奨されている。
その時に占星術師は…
「宝石は絶対につけなければいけないというものではない。神に向かって頂いたこの命を善なるものや人々の役に立つように使いますと願えば、宝石はいらないぐらいにパワーがある」
という話だった。
だから、結局そういう話になるわけだ。
約束を思い出す
瞑想をしようがしまいが
仏教をやろうがヨガをやろうが
極端に言えば無神論者であろうが
この地上に出て来たのは、神(高次の意識)との約束において
何らかの意味があって生まれてきたわけだ。
それを思い出す。
神という言葉がしっくりこない場合は…
「自分やこの地球を存在させている高度な法則や知性」
と言ってもいい。
その生まれてきた意味に反する心や行動
ここでいう…
過度の飲酒であったり
薬物に使用であったり
暴力(言葉を含む自他へのもの)
を代表としものをやめる事。
神に…
「お前、こんな事をやる為に生まれてきたわけじゃないだろう?」
と思われることが重なると、流れに反するという事で修正する為に病気になったり人生がうまくいかなかったりする傾向が高くなるわけだ。
それを詫びて、更生して神に…
「ちゃんとやるわ、私」
と心の底から誓えればいいという話になってくる。
私がバクティ最強説を唱えているのも、結局はどれだけ真っ直ぐな心で神と向き合えるかが瞑想においても壁を越えられるか否かの最重要ポイントだからだ。
許しの祈り
という事で、生命の祈りの一部を抜粋しておく。
ゆるしの祈り
私は今日の日を祝福します。そして、私の生命のために感謝します。
私を傷つけた人々すべて、完全に許します (3回繰り返す)
私が傷つけた人々すべてに、どうぞ許してくださるようにとお願いします(3回繰り返す)
私自身に対する私の過ちに関して、そして、他の人々に対する私の過ちに関して私自身に謝罪します。(3回繰り返す)
私が傷つけたすべての生命に対して、そして、私が過ちを犯したすべての生命体に対して謝罪します。(3回繰り返す)
この解放、自由、安らぎ、新しい生命をもって、全宇宙の創造物を祝福します。そして全宇宙を私の愛で満たします。
この地球と、すべての生命と、すべての人々を愛します。そして祝福します。
目に見えるもの、目にみえないものすべてを愛し、祝福し、尊敬します。
私の新しい生命と、力と、健康を喜び、感謝を捧げます。生きとし生けるものすべてに対して常に完全な祝福と愛を捧げます