悟り・覚醒には明け渡しが必要で、明け渡しには明け渡す「自我」が必要だという話しだった。
次に必要なのが
実はこれが最も重要なのだが
明け渡す対象が必要だ
明け渡す相手があってこそ、初めて明け渡しが成立する
これ故に古今東西のスピリチュアルでは
神
仏
ブッダ
キリスト
マリア
アラー
ブラフマン
シヴァ
カーリー
など明け渡しの対象が教えに組み込まれている
逆に言えば
唯物主義、つまり…
この物質世界のみを信じ
死後の世界
霊界
輪廻
神や天使や菩薩などの高次の存在を否定している場合は
瞑想修行も一定のレベルで限界がある
これは実際にあった話しだが
熱心に瞑想する瞑想の熟練者がいた
東南アジアに修行に行き
年間に何度もリトリートを繰り返し
高度な瞑想技法を修練していた
しかし、ある一定以上のレベル
つまり自分が確信するには至らずに悩んでいた
原因は唯物主義
神や仏の存在も
死後の世界も
輪廻も
全て否定していた
残念なことに、これでは明け渡しは出来ない
明け渡す対象が不在だからだ
明け渡すことによって
自我が変容し
未知なる恩寵がやってくるのに
であるから
サマタ
瞑想による集中力と同じくらい
バクティ
愛が必要になってくる
ラーマクリシュナが言うように
愛によって神聖な対象に明け渡しが出来た時に
もっとも速くあなたは知るであろう
神によって
存在によって
この世界によって
あなたは今までどれほど愛されていたかを
あなたは知るであろう
この人生の意味を
この甘美なエネルギーを
それと共に人生を歩んでいくだろう