今日は前回の続きでTMのマントラ瞑想がどのように変化していくかについて。
前回のお話 マントラの仕組み…
瞑想が深くなったサイン
ところで、あなたは瞑想が深くなるというと、どんなイメージを持っているだろうか?
一般的には…
- 安らかな感じ
- 静寂
- 深く潜る感じ
- 眠りに近い感じ
だと思う。
まあ、これはこれで間違いでは無い。
座って瞑想するメソッドなら、どんなやり方でも初期的にはそうなる傾向ではある。
ただし、瞑想の段階が進んでくると違ってくる。
- 目の前が明るくなってきたり
- 光が見えてきたり
- 体が軽くなってきたり
- 心身ともに力感が満ちてきたり
と言うようなモードになってきたりする。
これはヨガでも仏教の瞑想でも同じだ。
例えば上座仏教の瞑想法のヴィパッサナー瞑想でも、瞑想の段階が進んでくると…
・軽安(けいあん)
・喜 (ピーティー)
などの状態が出てくる。
この辺の話題については以前にも記事で触れた
簡単にいうと、瞑想が深くなると今目覚めている以上に意識がハッキリとしてパワフルになるという事。
その過程で…
- 体が軽くなったり
- 何時間でも集中出来たり
- 光が見えたり
してくるという話になる。
TMとヴィパッサナーの比較
これはヴィパッサナー瞑想だけでなく、TMでも同じである。
というか両方体験したが、どちらかというとこれは個人的な意見だがTMの方が簡単というかわかりやすい。
この辺を車に例えると…
TM瞑想=オートマ車
ヴィパッサナー瞑想=マニュアル車
みたいなイメージ。
TM瞑想は車のオートマ車のように自動でギアが変わるので比較的誰でも簡単に乗れる。
ヴィパッサナー瞑想の場合はマニュアル車でクラッチ操作やシフトを2速、3速とかも手動でやらなければいけないので、若干難しい。
だから、どっちがいいとも言えない。
ザックリとした感想としてはTMの方がやりやすいがヴィパッサナー瞑想の方が緻密というか衝撃度は高い。
もちろん、この辺は個人差もあると思う。
私の場合で言えば、TMをしばらく実習すると光が見えてきた。
ヨガでいうところのチャクラだが、かなりはっきり見える。
手で触れそうなくらい。
この辺も後でわかる事だが、瞑想してどんな状態や体験になるかは前世の修行が関係しているという話。
この辺はヴィパッサナー瞑想でもヨガでも大体似たような見解になる。
ただ、その見えてきたヴィジョンや光に対してどのようなアプローチをとるかというのが各技法で違ってくる。
一般的には瞑想の力が高まってくればくるほど、光が出現したり強くなったり様々なバリエーションになったりする。
しかし、この辺は今言ったような個人差なので、瞑想の段階が進んでもあまり光やヴィジョンが現れないタイプの人もいる。
だから、光も何も見えないからと言って、別にダメなわけではない。
対象が無い喜びの世界
とはいえ、光が見えない場合でも瞑想の段階が進んでくると…
体が軽くなったり
何時間でも集中出来たり
喜びの状態がやってきたり
するのは共通としてある。
喜びというのは…
呼吸を観察しているだけで
マントラを唱えているだけで
喜びが心身ともに湧いてくる。
これは例えば、あなたが一番好きなこと。
映画やドラマ好きなら、クオリティの高い作品の盛り上がっているところは観ていて時間を忘れるほど楽しいと思う。
その状態が呼吸やマントラだけでずっと続く感じ。
加えて、心身が軽くなってパワフルになってくる。
だから、よく何時間も瞑想している人を見ると…
「大変な修行をして偉いね〜」
と思うかもしれないが、やっている本人は楽しくてしょうがないわけだ。
このように、TMのマントラも実習が進むにつれて、眠るような意識から醒めたより輝く意識状態になってくる。
私の場合はそれがどのように始まったのかをシェアしてみよう。
今までお話したように、私も最初はマントラを唱えると心身共に静まっていく流れだった。
その少し後で自然に光が見え出した。
ただ、この光も実はTM瞑想する前から独学でやっていた時に視えていた光が強まったもので、マントラ瞑想をしたから光が視えたわけではない。
本格的に意識全体が輝き出したのは…
続く…